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医師協会、消極的な安楽死を受け入れる方針

医師協会、消極的な安楽死を受け入れる方針

Posted April. 12, 2001 17:49,   

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大韓医師協会が今月中にいわゆる「消極的な安楽死」を許可する内容の医師倫理指針を確定する方針だ。

オランダが世界で先駆けて安楽死を合法化して議論を呼んでいる中、韓国の医療界もこの指針制定をきっかけに安楽死を制限的に許可するよう関連法規を設置、または改定することを政府に求める計画で、韓国内でも安楽死に対する議論が本格化しそうだ。

12日、医師協会によると、医学的に回復の見込みのない患者の自由意思による決定や、その家族の判断により、診療中断や退院を文書で要求すれば、医師がこれを受け入れることを許可する内容の倫理指針を準備し、今月末頃に常任理事会で確定する予定だ。これは現在、医療界と法学者との間で「消極的な安楽死」と呼ばれる行為を受け入れるという意味だ。

この指針案はまた、医師の十分な説明と説得の後でも、患者や家族らが回復の見込みのない患者に対し、医学的に無益かつ無用な診療を要求する場合、医師はこれを受け入れられないとの内容も盛り込んでおり、議論を呼びそうだ。

現在、ドイツとフランス、ロシアなどは「消極的な安楽死」も法で禁止している反面、ベルギーと台湾などはオランダに続き、安楽死の合法化を推進中だ。



宋相根(ソン・サングン)記者 songmoon@donga.com