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国連「自由言論は発展の前提条件」

Posted April. 17, 2001 17:20,   

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コフィー・アナン・国連事務総長を始めとする国連指導者達は16日、世界言論自由の日(5月3日)に向けて発表した共同メッセージの中で、言論に携わる者が妨害や弾圧を受けずに言論活動を行なえるように保証し、世界各国の国民が情報と思想の自由な交流によって利益を得ることができるよう、あらゆる措置を取ることを政策決定者たちに要求していくことを明らかにした。

アナン総長は、松浦晃一郎・ユネスコ事務総長、メリー・ロビンソン・国連人権高等弁務官と共同で発表したメッセージを通じて、「過去10年間で言論の自由が定着したが、世界の多くの地域ではまだ言論の自由が政治、経済、軍事、宗教、犯罪などの勢力に脅かされている」と指摘した。

続いて、「これらの勢力に挑戦する言論人はいまだに脅迫や暴力に屈したり、追放、投獄、処刑、殺害される危険にさらされやすい」としながら、「邪悪な体制でも、言論を操作したりくつわをかませて憎悪や恐怖を植え付ければ大衆の支持を得られることは、人類の経験が証明しいてる」と強調した。また「懸案となっている人種差別と外国人に対する嫌悪問題を解決するためにも言論の自由を強化する必要がある」とし、言論人に対しても「憎悪を扇動せず、常に不偏不党の姿勢を守り、職業倫理上最高の水準を維持してほしい」と要求した。メッセージでは「自由言論は民主社会の最も重要な要素の中の一つであり、持続的、社会的、経済的発展のための前提条件」であると強調している。



崔英勳(チェ・ヨンフン)記者 tao4@donga.com