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医協「消極的安楽死」許容を強行

Posted April. 25, 2001 17:07,   

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大韓医師協会が、医学的に回復不可能な患者の治療を患者本人や家族の要求または医師の判断で中断できる、いわゆる「消極的安楽死」を許容する内容の倫理指針の制定を事実上確定した。

25日の医師協会の発表によると、回復の可能性のない患者に対して、家族が診療中断を文書で要求した場合、医師はこれを受け入れることができ、また医師は医学的に無意味な治療を保留・撤回できるという内容を骨子とする医師倫理指針(案)を確定し、28日の代議員総会で公開する予定だという。

医師協会は「医師らの意見をまとめた結果、倫理指針案が毒劇物注射などの人為的方法による『積極的安楽死』が厳しく禁じられているため、特に問題はないという意見が大部分で、補完や修正なしに原案どおり事実上確定した」としている。

医療界の一部からは「関連法で消極的安楽死が許容されていない状況で医師が一方的に患者の診療を中断した場合、刑法上の嘱託殺人または自殺関与の疑いが適用される可能性があるため、慎重に取り組む必要がある」という意見も出ている。

保健福祉部の関係者は「消極的安楽死の問題は国民の感情を考慮し、公聴会を経るなど、社会的な合意が必要だ」と話している。



宋相根(ソ¥ン・サングン)記者 songmoon@donga.com