水曜日のワシントン発ロイター通信は、国際通貨基金(IMF)が今年の韓国の経済成長率に対する予測を修正し、3、5%に下げたと報道した。ロイターは、27日(金)の未明(韓国時間)に予定されているIMFの「世界経済展望報告書」の公式発表に先立ち、IMFの消息筋の言葉を引用し、中国を除くアジア各国の今年の経済は、米と日本の景気沈滞の影響を受けてその成長率は鈍るだろうと伝えた。IMFが修正したとされる韓国の経済成長率に対する予測(3、5%)は、これまで信頼すべき国内外の機関が予測した韓国の経済成長率の中でもっとも低い数字だ。昨年10月に今年の韓国経済の成長率を6、5%と予測したIMFは、今年の1月には2000年の成長率の半分(4、5%前後)に下げていた。
IMFはまた、今年の世界経済の成長率を4、2%から3、2%に下げた予測をしているが、来年の成長率は多少回復した3、9%を予測しているとロイターが伝えた。さらにIMFは米の今年の経済成長率を、昨年9月に予測した3、2%から1、5%に下げ、日本の場合は1、8%から0、6%に下げた予測をしている。しかし、中国経済は世界的な成長鈍化の影響を受けずに、今年は7、0〜7、5%の成長率を見せるだろうとこの消息筋は語った。
一方、ホルスト・キラー・IMF総裁はIMF・IBRD(世界銀行)財務長官・中央銀行総裁年次会談(29日、ワシントン)に先立って火曜日に行った記者会見で、「世界経済は現在とても深刻な情況だが、今年の下半期から回復すると見る」と語った。キラー総裁はまた、「米の金利引き下げなど、世界各国の経済政策が景気回復に向けて正しい方向に向かっている」と語り、「今年の下半期か遅くても来年の初めから世界経済が成長に差し掛かるだろう」と付け加えた。
權純活(クォン・スンファル)記者 shkwon@donga.com