Go to contents

韓国政府が国連総会の議長候補に韓昇洙長官を指名

韓国政府が国連総会の議長候補に韓昇洙長官を指名

Posted April. 26, 2001 18:38,   

한국어

韓国政府は9月11日に行われる第56回国連総会で選出される議長の候補に、韓国外交通商部の韓昇洙(ハン・スンス)長官を指名した。

韓長官は5月中にニューヨークで行われるアジアグループの会議で公式的な承認を得たのち、国連総会の開幕には投票することなく議長に選出されるだろうと、韓国大統領府のパク・チュニョン公報首席秘書官(スポークスマン)は26日に発表した。

韓国は91年に国連に加入して以来、96、97年の安保理事会の理事国を努めたことはあったが、国連総会の議長国を努めるのは初めてだ。

これまでの55人にのぼる国連総会の議長を職務別に分けてみると、国連大使が28人、外務大臣が24人、国会議員1人、副総理が1人、前職総理が1人、となっている。韓国政府の関係者によると、相対的に外交的懸案が多い国は国連大使が、それが少ない国は外相が議長を務めるのが一般的だとのことだ。

従って四カ国外交などの外交懸案が多い韓国が、外交通商部の韓昇洙長官を国連総会の議長に指名したのは、国連を国益追求の場として活用するという、逆転の発想の表れと見える。国連議長を兼任する外交部長官を通じて、朝鮮半島の和平と安定のために全世界的な支持を確保し、各外交懸案を効率的に解決していこうというもの。

特に最近の日本の教科書問題に関連し、韓国政府が対応策として考慮している日本の国連安保理事会の常任理事国への進出を阻止する問題にも、直・間接的な影響を及ぼすものと思われる。



夫亨權(フ・ヒョンゴン)記者 bookum90@donga.com