天気は曇ってどんよりしているが、競技場の中は色とりどりの花が満開に咲いたように華々しい。
28日に行われた、蔚山(ウルサン)ワールドカップ競技場のオープン記念式典。
赤、黄、緑、青で彩られた4万3512席の客席は埋め尽くされ、絨毯を敷き詰めたように手入れされた芝生の上で繰り広げられた蔚山現代(ヒュンダイ)チームとブラジルのボタポゴチームの競技は、まさに一枚の名画のようだった。
1対 0。試合は現代の勝利で終わり、ボタポゴチームのクレメンテ監督は試合後に、「世界のサッカー界に韓国が一つの宝石をプレゼントした《蔚山ワールドカップ競技場のこと》」と激賞し、ミッドフィルダーのアリネウソンも、「雨が降ったにもかかわらず、グラウンドには水溜まりが全くできず、ヨーロッパの各地のどこにもこのように優れたグラウンドはなかった」と語った。
クォン・スンイル、ぺ・ククイン記者 stt77@donga.com