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メーデー、大きな不祥事は避けられた

Posted May. 02, 2001 10:59,   

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1日のメーデーを迎え、ソウル都心部をはじめ釜山(プサン)、大邱(テグ)、全州(チョンジュ)、原州(ウォンジュ)、浦項(ポハン)、済州(チェジュ)など全国8都市で労組の大規模な集会が開かれた。集会後には各地で警察と衝突したが、大きな不祥事は避けられた。

警察は、ソウルの場合、ソウル駅と大学路(デハンノ)などを中心に鎮圧警官隊75個中隊、平常服勤務の警察8個中隊、交通警察4個中隊、女警2個中隊など約1万1000人を配備した。しかし鎮圧警官隊の場合、集会場所から300メートルの距離を置いて配備し、平常服勤務の警察と女警たちにも警官こん棒を持たせなかった。

民主労総は、この日午後2時ころ、大学路のマロニエ公園で2万余人の勤労者が参加した中で「第111周年メーデー記念大会」を開き、午後4時ころからは車椅子に乗った身体障害者たちとレミコントラック11台を先頭に立たせ、鍾路(チョンノ)2街のYMCA会館前を通って、光化門(クァンファムン)まで街頭行進を行った。

民主労総の行事には、身障者と外国人勤労者約100人が参加し、「身障者2%雇用の義務化」と「外国人勤労者の権益保護」を訴えた。民主労総の街頭行進途中、行進の様子をビデオカメラで撮影していた警官1人が、興奮した勤労者100余人に追われては、暴行に見舞われたりもした。

韓国労総も、午後1時ころ約4000人の勤労者が参加した中、ソウル駅前で「公安的な労働弾圧粉砕、全国労働者大会」を開き、午後3時ころには明洞(ミョンドン)カソリック聖堂まで街頭行進を展開した。

韓国労総は午後3時40分ころ、明洞聖堂までの行進途中のミドパデパート前で方向を変え、ソウル市役所の方に向かおうとしたが、これを阻止する警官隊と衝突した。警察は、鎮圧警官隊10余個中隊を緊急投入し、午後4時半ころまで、デモ隊を強制解散させた。

一方、警察と労組側はこの日、お互いにデモ場面や警察の阻止する様子をビデオカメラに収録するなど、「証拠収集」を争う場面も見られた。この日の街頭デモで、ソウル都心各地では激しい交通渋滞が続いた。

<チェ・ホウォン、ヒョン・ギドク、パク・ミンヒョク記者>bestiger@donga.com