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日本、金正男氏を国外退去

Posted May. 04, 2001 11:53,   

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日本に不法入国をしようとして逮捕された朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)の金正日総書記の長男、金正男(キム・ジョンナム、30)氏と見られる男が4日、日本から国外退去され中国に到着した。

男を含む一行4人は同日午前10時45分、全日空(ANA)機で成田空港を発ち中国の北京首都空港に到着した。

4人は、北京駐在北朝鮮大使館が案内する宿泊所に泊まり、早ければ5日午前11時半(韓国時間午後12時半)出発の平壌(ピョンヤン)行き高麗(コリョ)航空機で帰国するものとみられる。

中国の空港関係者は、「4人は飛行機2階のファーストクラス全体を貸しきり、他の乗客との接触は許されなかった」とし、「北京到着後、北京駐在の北朝鮮大使館職員らが4人を出迎えたが、機内には日本と中国の外交官僚も同乗していた」と伝えた。

中国空港当局は、4日午前から空港周辺に警察を配置しだが、中国マスコミは4日まで男の逮捕事実や中国到着について一切報道しなかった。

日本政府は3日、金正男氏に見られる男の逮捕事実がマスコミに報道されたことを受けて、急遽、4人を中国に退去させることを決めた。しかし、この男が金正男氏であるかどうかについては公式に確認しないまま4日、厳しい警戒の下で男を飛行機に乗せた。

これは北朝鮮を刺激せず、国交正常化の基盤づくりに配慮したものと解釈される。

日本政府スポークスマン、福田康夫官房長官は「男が金正日総書記の息子であるかどうかは確認できていない」とし、「ただし、偽造パスポートを使ったのは確かな事実なので、関連法に基づいた強制追放することになった」と語った。



シム・キュソ¥¥¥ン、イ・ジョンファン ksshim@donga.com