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インターネット映画ファンド

Posted May. 06, 2001 08:46,   

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ネチズン(インターネット利用者)ファンドは、投資さえすれば大儲けできるのだろうか?

最近、ネチズンを対象にした映画ファンドの募集がブームとなっている。特定の映画に投資した後、収益金の配分を受け取る方式がネチズンファンドの主流だ。

先月上旬に公募したネチズンファンドの「インディアン・サマー」は、1次募集(予備分を含めて6000万ウォン)を開始してたったの3分で予定していた募集金額の受け付けが終了し、2次募集(6000万ウォン)ではわずか41秒で終了した。大ブレークした映画「チング(友だち)」は公募開始から1分で1億ウォンを誘致するほど、ネチズンを対象にした映画ファンドが熱気にあふれている。

しかし、インターネット映画ファンドの収益率は起伏が激しい。かなりの収益が得られる場合もあれば、惨澹とした実績で元金まで吹っ飛ぶケースも少なくない。

文化取引所(www.gfan.co.kr)のパク・ミアチーム長は、「映画は、所詮ギャンブル的な色合いが強いビジネスだ。募集先のサイトが有名だからといって無闇に投資するのは困る。映画を愛する気持ちで、負担にならない金額を投資する姿勢が求められる」とアドバイス。

既に、精算が終わったインツドットコム(film.intz.com)の「反則王」は97%の高い収益率を記録した。「同感」、「死ぬか、悪くなるか」もそれぞれ40%と30%の高い収益率を上げたという。文化取引所の「ビューティフル・バスト」も50%の収益率は無難にクリアーできるものと予想されている。現在、取引中のインターネットファンドは、そのほとんどが公募価格を上回っている。公募価が1万ウォンの「チング」は、連日のように記録を更新し、いまは2万5500ウォンで取引されている。「ジャカルタ」は1万2500ウォン(公募価1万ウォン)を記録した。今年中上映が予定されているインターパーク・グッズダック(showbiz.goodsdaq.co.kr)の「猟奇的な彼女」も、既に公募価の5000ウォンを上回る5700ウォンで売買されている。

このように、ネチズンファンドの人気がますます高くなるにつれ、1人当たり平均投資金額も急速に膨れ上がっている。昨年までには1万〜5万ウォンの小口投資がほとんどだったが、今年に入ってからは10万から50万ウォンが主流。「インディアン・サマー」は、1人当たり平均投資金額がほぼ100万ウォン近くまで上った。韓国映画の「パイラン」の場合、1000万ウォン以上を投資した大口投資家が3人いる。

一方、損害を被るファンドも少なくない。インタパーク・グッズダックの「キリマンジャロ」は54%もの損失となった。シンマニ・エンターファンドの「涙」も、元金の40%は損金として失いかねないものとみられる。一方、興行で一定の成功を収めたといわれる「やればできる」も20%の損失を余儀なくされている。また、ソウルだけでも50万人の観客を動員すると予想され、3億3600万ウォンを公募したハンス・グローバル(www.hanboom.com)の「天使夢」は、観客動員数が1万人以下に止まり、かなりの損失が避けられない状況だ。



イ・グッミョン lkmhan@donga.com