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金正男氏ら、すでに帰国した模様

Posted May. 07, 2001 08:38,   

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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男・金正男(キム・ジョンナム)氏と見られる男性ら一行4人は4日、日本から中国に退去された後、中国にしばらく滞在してから北朝鮮に帰国した模様だ。

一行4人は4日午後、全日空航空(ANA)機905便で北京空港に到着。日本側から中国側に身柄を渡され、午後4時頃には空港を離れたが、その後の行方については公開されていない。

北京の外交消息筋は6日、「4人はすでに帰国したものと見られる」とし、「5日平壌(ピョンヤン)行きの高麗(コリョ)航空機を利用した可能性が高い」と伝えた。

同消息筋は、「金氏らが中国に長く滞在する理由がない」とし、「滞在中の中国で再び露出されると問題はさらに悪化することを中国や北朝鮮当局も承知している」と付け加えた。

共同通信は、金氏は日本から強制退去される前、入国管理局関係者らに「北朝鮮で済ませなければならない用事があるので、7日までには帰国できるようにしてほしい」と要請したと、6日報じた。

北朝鮮のマスコミは6日現在、金氏の日本への不法入国事件について報道していなく、中国政府やマスコミもこれについて一切触れていない。

一方、日本国内では金氏を含む4人を早急に退去したことについて、一部マスコミと政界から「外交カード」を自ら手放したとの批判が出ている中、一部の議員たちは小泉純一郎首相が就任後初の所信表明を行う7日に、この問題を集中的に追及する構えを見せている。



イ・ジョンファン、イ・ヨンイ ljhzip@donga.com