政府は今週初め、日本の歪曲された内容の一部歴史教科書に対する政府の正式な再修正要求案をまとめ、日本政府に伝える。政府は、このため「日本歴史教科書歪曲対策班」がまとめた約30項目におよぶ再修正要求案を、7日に開かれる政府・与党間協議を通じて最終確定する。
再修正要求案は、韓昇洙(ハン・スンス)外交通商部長官が寺田輝介駐韓日本大使を呼び外交文書の形で伝える。政府は、再修正要求案の中で、日本の歴史教科書に従軍慰安婦問題が落ちていることについて「歴史的事実の隠蔽は、また別次元の歴史歪曲」であることを明確にし、その是正を積極的に要求するものと見られる。
政府当局者は6日、「再修正要求案は歴史的に重要な記録となるため、国民の怒りはもちろん国会をはじめ各界の意見を十分に盛り込むことになるだろう」だと語った。
一方、韓長官はこの日、AFP通信と会見し「わが国民は大変な怒りを覚えており、教科書問題は韓日関係に水を差すものだ」と非難した。
韓長官は、また「わが政府は歪曲した内容が修正されるよう措置を取らざるを得ないが、どのような措置を取るかは日本政府の反応次第だ」と語った。
キム・ヨンシク spear@donga.com