Go to contents

補正予算編成めぐり、与野党が対立

Posted May. 07, 2001 09:09,   

한국어

失業対策や景気浮揚などに向けた補正予算の編成をめぐって、与野党が対立している。

与党民主党は、補正予算の編成を早期にまとめたい考えである一方、野党ハンナラ党は、補正予算をめぐる与党の意向に強く反発している。政府も、「補正予算の編成をめぐる問題は、いまの段階で議論すべきではなく、6月に決めるべきだ」として、与党の立場とは一定の距離を置いている。

野党ハンナラ党の李會昌(イ フェチャン)総裁は7日、民主党が推進している5兆ウォン規模の補正予算編成方針について、「来年の大統領選挙を視野に入れた人気取りの予算編成」だとして与党を攻撃した。

李総裁はこの日の幹部会議で、「政府与党が国政の失敗による民心離れを挽回するため、金をばらまいて経済を運営しようとしている」とし、「歳計の余剰金を補正予算に差し替えようとするのも、選挙を前にして人気取りの政策を繰り広げようとするものだ」と非難した。

ハンナラ党の李漢久(イ ハング)第2政策調整委員長は、「法律でも補正予算は、本予算を編成する時に予測できなかった場合に限って編成することになっているが、失業対策向けの予算は事前に予測が十分に可能なものたった」として、「法律を違反する予算編成を認めるわけにはいかない」と話した。

一方、陳稔(チン ニョム)副首相兼財政経済部長官はこの日、記者懇談し、「今の段階では補正予算の編成をめぐる議論は早すぎる。5月までの税収の見通しと国民健康保険の赤字規模、国内の経済状況などを総合的に検討した上で、6月中に補正予算の編成の如何を決めるべきだ」とし、「与党と政府が5兆ウォン規模の補正予算編成に合意したという話は事実でない」と述べた。一方、民主党は「健康保険の財政赤字を埋め合わせ、26万人にのぼる若者たちの失業問題に対する対策が必要だ」として、補正予算編成の必要性を強調している。

民主党の姜雲太(カン ウンテ)第2政策調整委員長は、「大量失業のような不可避な事態が発生する場合には、補正予算を編成することができる」と述べ、「今年3月末の時点で、若者の失業率は全体失業率4.8%の2.5倍に当たる12%にのぼっている」と説明した。姜委員長は4日、「与党と政府の間で5兆円規模の補正予算を組み6月の臨時国会でまとめる計画だった」と述べていた。

高麗大経営学科の李弼商(イ ピルサン)教授は、「政府と与党がすでに今年の予算を上半期に前倒して執行することにした状況で、与党が再び補正予算の編成を推進しているのは来年の選挙をにらんだ人気取り行政の意図が強い」と批判した。



權純活 shkwon@donga.com