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自動車の国内販売で明暗分かれる

Posted May. 07, 2001 09:45,   

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自動車市場における輸入車と国産車の明暗が分かれている。今年に入り、堅調な売れ行きをみせていた輸入車の国内販売が最近下火になっている反面、当初苦戦が予想されていた国産車の売れ行きが「破竹の勢い」に乗じている。

7日、自動車業界筋によると、先月の輸入車国内販売は、5ヵ月ぶりの大幅な減少に転じた。輸入車の販売台数は、昨年11月以降5ヵ月連続で好調な売れ行きを見せていた。ところが4月に入って、出庫待ちの需要が減少したことで、3月に比べ15.4%減少した559台の販売にとどまっている。

一方、現代(ヒョンデ),起亜(キア),ルノー三星(サムスン),大宇(デウ),双龍(サンヨン)の国内自動車5社は、2月以降着実に販売を伸ばしており、輸入車業界から羨望の眼差しを受けている。

△輸入車業界にも貧富の格差=輸入自動車協会のユン デソン専務は、「先月は輸入車の新車発売が目立たなかった代りに、国産車の盛んなマーケティング戦略が功を奏して、輸入車の販売に歯止めがかかったようだ」と分析した。

BMWコリアは3月、219台を販売して月間販売台数が200台を突破し、4月にも230台の販売を記録するなど、一人勝ちの様相を呈している。しかし1ヵ月の販売台数が10‾20台に過ぎないメーカーも多く、「貧富の格差」はますます広がっている。

輸入車業界では、かつての売れ行きを取り戻すための「総力マーケティング」に乗り出した。ボルボ自動車は向こう1ヵ月間、国際児童後援団体の「プラン・インタナショナル」と共同で、第3世界の恵まれない子供たちを援助するいわゆる「ヒューマン・マーケティング」を展開している。韓国トヨタ自動車は、8日の「父母の日」を記念して各種のイベントを企画するなど「韓国流マーケティング」戦略を繰り広げている。

△売れ行き好調の国産車=国内自動車メーカー各社の先月の国内販売台数は12万7336台で、3月(12万3855台)に比べ2.8%の伸びを示し、2月以降3ヵ月連続の増加を記録した。

現代自動車のチョン・ヒョンチャン副社長は、「国産車の国内販売台数が増えたのは、新車が次々と発売され顧客の関心を集めているうえ、自動車業界が『無保証分割払い』を実施するなど、多彩なマーケティングを展開したため」と分析した。特に現代自動車は、4月の国内販売が3月(6万1644台)より2.8%伸びた6万3368台で、今年の月間最多実績を上げた。



daviskim@donga.com