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コールレート、5%台で凍結

Posted May. 08, 2001 09:43,   

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韓国銀行は8日、金融通貨委員会を開き、コールレートを現行の年率5.0%台で維持することを決めた。

韓国銀行の全哲煥(チョン チョルファン)総裁は、委員会が終わった後の記者会見で、「1〜4月の消費者物価上昇率が4.6%に上向いている中、消費と生産が回復の兆しをみせている」とし、「企業の金融負担を軽減し、資金調達環境を改善して景気回復を支えるためにも、現行の金利を維持することにした」と明らかにした。

全総裁は、今後の金利引き下げの可能性について、「米連邦準備制度理事会(FRB)が更に金利を引き下げるとの見方が多いが、それでも米国よりは韓国の実質金利の方が低い」と述べ、当面は金利を引き下げがない考えを示唆した。

全総裁は、特に最近の物価上昇が行きすぎたインフレ期待につながらないよう注意したいとしている。

また、全総裁は「下半期には米国の経済が持ち直し、日本の経済もこれ以上の減速がなければ、韓国経済の急速な回復も期待できる」とし、「下半期には物価の上昇も落ちつき、3%台に安定するものとみられる」との予想を示した。

一方、全総裁は韓国の経済が、景気減速の中でインフレが発生する「スタグフレーション」の兆候があるという一部の指摘について、「総合的に分析してみたが、景気循環に伴う一時的な変動に過ぎず、スタグフレーションではない」と加えた。



李憲鎭 mungchii@donga.com