演劇「水の中で息づく」

劇団「７６団」の「水の中で息づく者、一人もいない」（写真）が６月１７日まで、ソウル・東崇洞（トンスンドン）にある「カンガンスーレ小劇場」で上演される。

昨年初演を終えた同作品は、「アスピリン」「鼠」「青春礼さん」などで最近、演劇界の注目を浴びているパク・グンヒョンがシナリオと演出を担当したもの。

同作品は、不倫に落ちて逃げ回る二人の男女を通して、時代の精神的な荒れ模様を描いたもの。袋小路に追い込まれた二人は、２泊３日の間、旅館で過ごした甘い過去を思いつつ自らが選んだ方法で死を迎える。男は貯水池に身を投げ、女は旅館にいたヤクザと情事を済ませた後、薬を飲む。チェ・ジョンウ、チョン・ジョンハ、ジョン・ヒジョンなどが出演。

火〜金曜日の午後７時半、週末は午後４時半、７時半の上演。入場料８０００〜１万５０００ウォン。ＴＥＬ：０２−７６２−０８１０

金甲植 gskim@donga.com