△半導体関連株価が一斉に下落=価格が最も敏感に動くアジア現物市場で、128メガSDラムの価格が最近史上最低水準の3.7ドルまで落ちた。128メガSDラムは現在、半導体市場で最も多く取り引きされている品目。
9日(現地時間)、米国株式市場では半導体関連株価は著しく軟調を示した。フィラデルフィア半導体の指数は先日より3.42%下がり、インテルは5.18%下がった。
米半導体メーカー、ナショナルセミコンダクターは昨年4・4半期中、コスト低減のため全体従業員の10%に当る1100人を削減したほか、半期別純利益は1株当たり4セントを記録するだろうと発表し、市場に陰りを落とした。
韓国国内株式市場の場合、ハイニックスは債権銀行団の支援発表で8日、最高値を記録するなど堅調ぶりを見せているが、三星(サムスン)電子はDラムの不確実性によって株価が下落傾向を示している。
△Dラム景気に命運かけたハイニックス=3ドル未満のDラムの価格は、先発企業の三星電子とマイクロンの生産原価よりも低い。ハイニックスのような後発企業の生産原価は先発企業より0.3—0.5ドルが高いため、経営に深刻な圧迫がかかる。
ハイニックスの場合、Dラムの平均単価が3.1ドルくらいになったところで、やっと2兆5000億ウォンの営業キャッシュフロー(EBIDTA)を作り出し、生き残りも可能になるものと評価される。証券業界では今よりDラムの価格が平均50セントくらいは上がらないと流動性危機を乗り切れないと見ている。
大宇(デウ)証券のチョン・ビョンショ主席研究委員は「昨年初めから、半導体企業が一斉に設備投資を増やして供給が急増したため、Dラムの価格が暴落した。未だに供給過剰への懸念は拭えない」とし、「通常、夏にはパソコンの需要が減るため、当分Dラム価格の反騰は期待できない」と述べた。
しかし、彼は「3・4半期になればパソコンのアップグレード需要が生じ、40—50%の需要効果が見込める」として、「そのときからはDラム価格の反騰を期待できる」との見通しを語った。
朴庭勳 sunshade@donga.com