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世界に轟かせた「ITコリアパワー」

Posted May. 13, 2001 10:34,   

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米国のセナージェーで11日、閉幕した第52回インテル国際科学技術競進大会(ISEF)で釜山(ブサン)デドン高校3年生の朴栄俊(パク・ヨンジュン、18・写真)君がコンピューター工学部分で4位を占めた。

科学教育の普及に向けて設立された米国「サイアンスサービス」が主管し、インテル社が後援した今大会には、38カ国から国内外の科学競技大会を経て選ばれた約1200名の高校生らがコンピューター工学や生化学、微生物学、地球宇宙化学、数学、物理などの15部分にわたって技量を競い合った。

朴君は、同大会で知能型映像認識プログラム「i−COM」で米電気電子工学会(IEEE)と米人工知能学会(AAAI)の特別賞も受賞した。

「i−COM」とは、2次元で認識される映像資料を立体的な3次元グラフィックに変更できる作品で、視覚障害者のための盲導犬や警備システム、人工知能ロボットなど応用分野が多様だとの評価。

「科学オリンピック」ともいわれる今大会には、特殊グローブをはめてアルファベット記号を指で表示すると、コンピューターがこれを認識し、文字で自動的に翻訳する「記号翻訳機」(大賞)、足で操作できるマウスなど奇抜な作品が多く出品された。

韓国、中国、台湾などアジア太平洋地域の8カ国は、計40の賞を受賞したが、とくに中国と台湾がそれぞれ16個と12個を占め、実力の差を見せつけた。しかしその他では、米国など先進国の学生らが賞を総なめするなど、今大会を通じて途上国との教育の隔たりをさらけ出した。

ISEFをこれまで5年間後援しているインテル社は、科学技術の開発の奨励に向けて、毎年1億2500万ドルを教育事業に投資している。同社のカーリン・エリス教育担当副社長は「青少年たちに科学探求の機会を提供するため、この大会を開催した」とし、「今後、外国の学生たちにも更に多くの機会を提供する計画だ」と語った。



inchul@donga.com