Go to contents

70歳ー93歳、長老たちの感動の舞台

Posted May. 13, 2001 09:30,   

한국어

93歳という最高齢の大御所ピアニスト、キム・ウォンボク氏、韓国初のヴァイオリニスト、パク・ミンジョン氏、韓国オペラ界の草分けファン・ビョンドク氏…。

70歳を超えた長老演奏家13人を舞台に招く、意義深い舞台が設けられる。21日午後7時半、「芸術の殿堂」コンサート・ホールにおいて開かれる「大師匠、大なる愛」コンサート。白髪のファン・ビョンドク、チョ・サンヒョン、オ・ヒョンミョン、アン・ヒョンイル氏が男性四重奏で「冷麺」(ネンミョン)など往年の人気曲を歌う。キム・ウォンボク氏は、ゲスト出演する弟子のキム・ジョンギュ氏とヨハネ・シュトラウスのオペラ「蝙蝠」(こうもり)の編曲版などを演奏する。

彼らの練習場、ソウル市シンサ洞のオパス・ホールは、大御所による久々の熱気あふれる練習で盛りあがっていた。キム・ウォンボク氏は滞ることなく滑る指を披露し、弟子の「喚声」を呼んだ。パク・ミンジョン、ウォン・ヨンソン氏とチャイコフスキー・ピアノ三重奏の稽古をしていたジョン・ジンウ氏は「うまくいかないなァ」と言いつつ、首をかしげるが、難しいフレーズも易々と弾きこなし満面の笑みを浮かべた。ソプラノ、ファン・ヨングム氏は「教会での演奏会は別として一般コンサートとしては生涯最後の舞台になりそうで、感無量」といい、「後輩たちに、恵まれなかった世代を生きた私たちの音楽に対する情熱を伝えられる貴重な舞台になりそうで、感謝の気持で一杯」と涙目で語った。

入場料1〜5万ウォン。TEL:02−543−5331。



劉潤鐘 gustav@donga.com