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医薬分業の責任問題で「三角葛藤」加熱

Posted May. 18, 2001 08:43,   

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保健福祉部が医薬分業による副作用を縮小・隠蔽したとした監査院の特別監査中間結果が明らかになったことを受け、与野党の間で責任論争が再燃している。また大統領府青瓦台(チョンワデ)と民主党、保健福祉部との間で葛藤が増幅している。

大統領府と民主党は、監査院の特別監査結果に受けて保健福祉部幹部らに対する懲戒措置を早期に締めくくり、今月末頃に総合対策を発表することで医療保険波紋の「長き泥沼」から抜け出たい考えだが、野党ハンナラ党は国政調査を主張し攻勢を強めている。

保健福祉部の内部でも「縮小・隠蔽の波紋のため、もはや総合対策を打ち出しても問題解決は困難になった。むしろ国政調査を行った方が増し」という声が出ている。

△ハンナラ党の攻勢=ハンナラ党は18日、与党が医薬分業と健康保険の財政破綻の責任を保健福祉部の実務者たちに押し付けようとしていると主張し、国政調査を改めて促した。

党3役会議で、金杞培(キム・キベ)事務総長は、「すでに金大中(キム・デジュン)大統領が医薬分業について過ちを認めているのに、今になって長官や局長が間違えたと言うのは枝葉の話だ」と主張した。

金満堤(キム・マンゼ)政策委議長も「誤った報告に騙されたという態度は、無限の責任を取るべき大統領として適切な姿ではない」と語った。

張光根(チャン・グァングン)首席副スポークスマンは「トカゲのしっぽ切り式の処罰で国民からの非難を免れようとしてはいけない」と言い、「大統領から先に国民に謝罪した上で、首相と民主党の政策関連者らに対する責任追及が行われるのが筋だ」と促した。

△民主党の与野党共同責任論=田溶鶴(チョン・ヨンハク)スポークスマンは、「医薬分業は金大統領と李會昌総裁が領首会談で合意し、国会において与野党の合意で処理したもの」と述べ、「ハンナラ党が大統領と政権の責任を取り上げるのは無責任で適切でない政治攻勢だ」と反駁した。

金聖順(キム・ソンスン)第3政調委員長は、「すでに2人の長官が辞任し、大統領まで遺憾を表明したことで、医薬分業の副作用に対する政治的な責任追及は行われたと言える」とし、「実務担当者の場合、資料の意図的な歪曲や職務遺棄の過ちが判明されれば厳しく責任を問うべきだが、政策判断などを問題に取り上げて処罰するわけにはいかない」と述べた。

△保健福祉部の異常な気流=保健福祉部の関係者は「懲戒の対象になる幹部らは、正に今月末に打ち出す総合対策を取りまとめている実務陣だ」と言い、「中間幹部らが縮小・隠蔽の主犯ならば、そんな人たちがまとめた対策を誰が信頼すると思っているのか」と不満を表わした。

保健福祉部の中では、青瓦台と民主党が国政調査を避けるために保健福祉部の実務担当者たちを生け贄にしようとしている、といういわゆる「陰謀論」まで流れている。

さらに「医薬分業が施行された当時、保健福祉部のある幹部は物凄い副作用が予想されるという内容の反対意見書を提出しており、国政調査が行われれば、そのような意見書も公開されるはず」という話まで取りざたされている。

ある幹部は「今や国政調査があるのみ」とし、「国政調査さえ実施されなければ責任の追及は次の政権に持ち越されるしかない」と話した。



宋寅壽 issong@donga.com