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[人物]「韓国の先進農業技術を中国に伝えたい」

[人物]「韓国の先進農業技術を中国に伝えたい」

Posted May. 20, 2001 09:05,   

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「韓中農業の発展と協力、両国農民たちの共同利益のため残された人生を捧げるつもりです」。

慶北(キョンブク)大学農学部農化学の崔ジョン(チェ・ジョン、60歳・写真)教授は16日、中国・山東省平度市の初の外国人「農業顧問」に委嘱された。

平度市は、住民134万人のうち農業分野従事者が120万人という中国の中でも代表的な農業都市で、小麦、綿花、野菜の主な産地。

平度市の招聘を受けて先日、現地訪問から帰ってきた崔教授は、「中国産農産物の輸入の煽りで苦しんでいる韓国農民の現状を思うと、中国の農業顧問職というものに最初は抵抗があった。しかし、いろいろ考えた揚句、韓中農民の両者の役に立てるという結論に達し、快く引き受けた」と語った。

土壌改良学が専門の崔教授は今後、現地の農土地を精密分析した上、肥沃な土質にするための指導や、新品種と先端栽培技術、農産物の貯蔵法などを伝授する予定だ。

平度市政府は、崔教授に現地の事務室と宿舎、実験農場(4万坪)などを提供すると約束した。

3年後に定年退職を控えている崔教授は、今年から2003年までは休みを利用して現地でも技術諮問などを行い、退職後は中国に常駐する計画だ。

崔教授は、「韓国の種苗、肥料、農薬、包装技術などの輸出活路を見出すことや、慶北大学付属農業科学技術研究所の研究員たちが開発した農産物貯蔵技術を輸出してのローヤルティ収入、現地の安い鉱物の輸入事業なども構想中」と加えた。



鄭榕均 cavatina@donga.com