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シベリア横断鉄道、北朝鮮参加を楽観

Posted May. 21, 2001 11:26,   

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「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が中断していた京義(キョンウィ)線復元工事を再開し、韓半島縦断鉄道(TKR)とシベリア横断鉄道(TSR)の連繋問題は関連当事国の最高指導者らが政治的決断を下し解決すべきだ」。

ロシアのアクショネンコ鉄道部長官は18日の東亜日報との会見で、韓国、北朝鮮そしてロシアが関わる鉄道問題についてこのように語った。アクショネンコ長官は、ロシアが革命的な鉄道改革を推進中であるとし、向こう数年でロシア鉄道が画期的に変身すると明らかにした。

以下は一問一答

——最近、北朝鮮が事実上京義線復元工事を中断したが、工事が再開される見通しは。

「北朝鮮が京義線復元の工事を一時中断したことは、南北関係など政治的な理由のためであると認識している。京義線の復元問題は、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の決心しだいだ。ロシアは早い時期に京義線が復元されることを望む」。

——北朝鮮は、TKRとTSRの連結事業についてまだ見解を明確にしていないが。

「北朝鮮はこの事業の推進に消極的だ。しかし北朝鮮にとって経済的利益となるので、北朝鮮が参加するのは時間の問題だ。ロシアは焦らず、北朝鮮当局の賢明な決定を待つ」。

——ロシアの専門家らが北朝鮮の鉄道状況を調査したと伝えられている。TSRとの連繋に向けた北朝鮮鉄道の現代化事業の見通しはどうか。

「北朝鮮の鉄道が老朽していることは事実だが、規模が大きくないため、決定さえ下されれば現代化作業自体に大きな困難はないものと見る。予想費用は正確に提示できないが、予想よりも多くはないものと見られる。所要期間も6ヵ月もあれば十分だ」。

——TSRがユーラシア物流の中心軸となるには不安定要素が多いとの指摘もあるが、最近のTSRの状況は。

「安全とサービスの質が大きく向上した。貨物の紛失もほとんどない。昨年乗客が死亡する事故はたった1件しかなかった。ロシア政府は持続的に鉄道部門への投資を増やしている」。

——最近ロシアが推進中の鉄道改革作業の内容とは。

「19日、革命的な鉄道改革案が内閣の承認を得た。鉄道部が直接行なっていた収益事業をロシア鉄道(株)という国営企業を創設して委譲するほか、貨物運送は民間運送会社に任せるなど、競争体制を導入する計画だ。2—3年の内にロシア鉄道は生まれ変わるだろう」。

——日本の北海道とロシアのサハリン本島とをトンネルと橋を通じて鉄道で繋ぐ事業はどうなると思うか。

「目下、日本側と協議中である。7月までに結論が出され、早ければ年内に本格的な事業が推進される可能性がある。潜在的な投資家もいる」。

——北朝鮮の金総書記が年内にロシアを訪問する予定だ。金総書記が鉄道を利用してロシアを訪問する可能性があるのか。

「金総書記がどの交通手段を利用するかは政府首脳部で決める問題だが、ロシア鉄道は外国の国賓を安全かつ迅速に迎える準備が整っている」。



kimkihy@donga.com