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「捨ててこそ生きられるのだが×××」

Posted May. 21, 2001 10:01,   

鄭夢憲(チョン・モンホン)現代峨山(ヒョウンデ・アサン)理事会会長は、最近二度も涙を流した。

最初は父親の故鄭周永(チョン・ジュヨン)現代グループ創業者の告別式の時で、もう一つは政府と債権銀行団が現代建設に出資転換決定を下した時だった。いずれも「痛恨の涙」と言えそうだ。

しかし、鄭会長の涙はここで止まりそうにない。

現代投信の売却をめぐる米国のAIGグループと韓国政府との交渉は順調に進むと見られた時もあったが、鄭会長側が「現代証券の持ち株は売却できない」と言い出し、難航に転じた。債権銀行団側から「現代グループにもう一度流動性の危機が迫ってきそう」という憂慮の声が流れたのもこの時点と一致する。

金融監督委員会の高官は、「鄭会長側は、完全な資本蚕食状態に陥った現代投信の不実経営に対する責任を取って金融業から手を引くと約束したことがある」のして、「今さらどうするつもりか全く分からない」と言いもどかしさを示した。

このような変化が、鄭会長が自信感を回復した証拠なら幸いなことだが、しかし、今現代グループが置かれた状況は、どう見てもそんな行動を取る時期ではないように思われる。「言い張り」を通じて既得権を守り切ろうする行為に映るだけだ。

現在、現代グループの持ち株会社の役割をしているのは現代商船。同社の大株主は現代エレベーターだ。現代エレベーターの大株主は鄭会長の妻の実母だ。現代エレベーターは現代商船を支配し、また現代商船は「あまり残っていない」現代グループ系列会社を支配している。このような有り様も、一時は韓国経済を牛耳た現代グループのイメージとは相応しくないという指摘もある。二日前、政府と与野党が一堂に会した討論会でも、現代問題は「韓国経済の足を引っ張る要因」と言われた。ここでも既得権を守るために執着し過ぎる鄭会長側の態度が現代問題をさらに拗らせている、と指摘された。

問題の解決策は「捨ててこそ生きられる」である。これは構造改革に成功した他の企業の事例がよく物語っている。



daviskim@donga.com