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「中東の和平、決して死んでいない」イスラエルとパレスチナに期待感

「中東の和平、決して死んでいない」イスラエルとパレスチナに期待感

Posted May. 22, 2001 10:16,   

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イスラエル駐在のインディク米大使は、報告書が発表された21日の夜、イスラエルのシャロン首相と会った。シャロン首相とインディク大使は紛争終結に向けた方策を探るため、2時間余に渡る密談を行った。ミッチェル報告書(国際調査委員会の報告)に示された諸措置を施行するための日程や信頼構築方策などが主に論議された会談では、イスラエル駐在のシュライザー総領事も同席した。

インディク大使とシュライザー総領事は22日、アラファト・パレスチナ自治政府の首脳とも会談し、ミッチェル報告書の履行方策について協議を行った。これより先に、アラファト首脳は21日、パウエル米国務長官と電話会談を行い、シリアを経てガザ市街入りしたミッチェル委員会委員のソルナEU(欧州連合)外交安保担当代表とも和平交渉の再開について話し合った。

訪ロ中のペレス・イスラエル外相は同日発表のミッチェル報告書に対する全面的な支持を表明し、「紛争が激化しているが、決して和平は死んでいない」と強調した。

21日、ミッチェル報告書が発表される直前まで、流血衝突は続出していた。同日午前2時ごろイスラエル軍隊は、ガザ地区内の民間住宅と工場などに無差別砲撃を加え、パレスチナ人2人が死亡した。

ヨルダン川西岸へプロン地域では、イスラエル軍とパレスチナ人保安軍との激戦で病院の中に入院中のパレスチナ人患者が1人、重傷を負った。

またヨルダン川西岸ナブルス地域では、イスラエル定着村の住民らが22歳のパレスチナ青年を「泥棒」とみなし銃殺にした、と外信は伝えた。

ベツレヘム附近のユダヤ教聖地として知られる「ラヘルの墓」とラマラ市近くのベイトニアでもパレスチナ側の攻撃があり、イスラエル軍は即時報復に出た。

一方、イスラエルは同日、極度の緊張感が張り詰めたなか、1967年第3次中東戦争当時、東エルサレムの占領を記念する「エルサレムの日」記念行事を大々的に開催した。



權基太 kkt@donga.com