Go to contents

強豪に立ち向かうヒディンク

Posted May. 24, 2001 12:37,   

한국어

サッカーの韓国代表チーム「ヒディンク号」が25日午後7時、強豪カメルーンと水原(スウォン)ワールドカップ競技場で親善試合を行う。2001年コンフェデレーションカップ大会を数日後に控え、韓国代表チームの仕上がりを点検できる試合でもある。

ヒディンク監督が率いる韓国代表チームは、香港カルスバーグカップ、その後のドバイとカイロ大会に出場して、チーム全体の組織力などを育んできたが、これら大会では世界の強豪が参加しなかったこともあって、客観的な戦力評価はできていない。

一方、カメルーンは先のシドニー五輪の優勝チームでもあり、ベストイレブン全員が欧州各国のプロサッカーチームで活躍している。韓国チームの戦力を客観的に評価できるまたとないチャンスでもある。カメルーンは、最高のスタープレーヤのオンボマ選手は今回は参加しないが、MFのオルレンブ(ナント)、ポエ(リヨン)、そしてディフェンダーのソング(ウエスト・ハム・ユナイテッド)など、そうそうたる世界的な顔ぶれで試合に臨む。

ヒディンク監督は、先のアジアクラブ大会に出場した高宗秀(コ・ジョンス)選手を除くベストイレブンをフルに起用し、戦術を点検する考えだ。黄善洪(ファン・ソンホン)、薛鐗鉉(ソル・ギヒョン)、アン・ヒョヨンのストライカー陣に、MFには河錫舟(ハ・ソクジュ)、李栄杓(イ・ヨンピョ)朴智星(パク・ジソン)、宋鐘国(ソン・ジョングク)、ディフェンスには洪明甫(ホン・ミョンボ)、李敏成(イ・ミンソン)、金泰映(キム・テヨン)、ゴールキーパーには李雲在(イ・ウンジェ)がスタートメンバーに加わる。金度勲(キム・ドフン)、柳想鉄(ユ・サンチョル)、崔龍洙(チェ・ヨンス)、尹晶煥(ユン・ジョンファン)は、交替選手として待機。

先のカイロ大会で、ヒディンク監督は、試合開始直後の「4—4—2」のフォーバックシステムから、「3—5—2」のスイーパーシステムに切り替えるなど、絶妙な戦術を披露した。今回はどのような作戦を駆使するのか。専門家は、洪明甫を最後方のストッパーに固定させるスイーパーシステムで臨む可能性が高いとみている。カメルーンは、コンフェデレーションズカップで、同じ組で戦うブラジルのレアオン監督が、「最高の攻撃サッカー」と評価するほどの強豪。韓国としては、守りを固くしながら、隙を見計らっての両ウイングサイドからの奇襲攻撃に期待を寄せたい。



stt77@donga.com