Go to contents

公正委、「言動に用心」

Posted May. 27, 2001 09:13,   

한국어

今、公正取引委員会(公正委)に職員たちに非常警報がかかっている。まず、「昼酒」禁止が命じられた。お昼の時間となれば、たまには食事の中で一杯交わすことも自然な光景だった、禁酒令が発動したもの。

同時に、お昼の時間を徹底せよ、との厳命も下った。昼食時間の厳守は、行政自治部(行自部)主導で公職者全体に言いつけられた指針だが、公正委にはとりわけ強調された。

このような雰囲気は、李南基(イ・ナムギ)公正委委員長の特別指示によるもの。

「委員長直々の特別指示が下りたので職員たちはビリッと緊張しています。昼から顔を赤らめて事務室に入るものなら『モデルケース』として取り締られます」。公正委局長の一人はこのような雰囲気を伝えながら、最近やっと取れたお客さんとのアポイントメントをやむを得ず取り消した事情を話す。

彼は、「記者たちからの電話が頻繁に鳴るので席を外すことができなかった」とし、約束よりは席を守ることのほうが大事ではないかと反問した。

行自部と監査院が各省庁を洗い出す合同点検は、必ずしも公正委だけに限ったことではない。果川(クァチョン)官庁街や中央庁舎ならすべて対象になるが、中でも公正委は著しい紀綱の取り締りを受けている。

「来月、新聞社に対する不当な内部取引調査の結果が発表されれば、また騒がしくなるから予め謹慎せよ、とのことです」。公正委幹部の一人は最近の「言動に用心」現象をこのように解釈した。

公正委はこれに先立ち、幹部を集めた席で発言者を突き止める一連の捜索が行われた。新聞社に対する調査は、幹部会議において全会一致(?)で決まったにもかかわらず、まるで賛否両論が激烈だったかのように外部に伝わったことから、高級幹部が発言者を突き止めるよう指示したためだ。結局、この作業はなんの成果もあがらず、全員を疑う不信感を残したまま終った。

公正委は、本業である企業調査より、言論社の調査および新聞告示の制定に熱中して3ヵ月半が経つ。大半の公正委職員は、「聖域だった言論社を暴いた」という自負心よりも公正委が今後どのような道程をたどるのかが気になる様子だ。



崔永海 moneychoi@donga.com