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北朝鮮地域の最適の産業立地は平壌一帯

Posted May. 27, 2001 13:38,   

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南北統一後、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)地域の産業立地の条件としては平壌(ピョンヤン)一帯が最も最適で、東海岸地域では清津(チョンジン)と元山(ウォンサン)の発展可能性が高いという分析が出た。また、南北間の経済が統合された場合、韓国の企業が重点的に育成しなければならない産業としては半導体、コンピューターなど電気電子分野が数えられ、家庭、事務用製品など技術集約的な軽工業と鉄鋼金属、自動車など重工業分野も有望、とも展望された。

全国経済人連合会(全経連)は、昨年の南北首脳会談を契機に韓半島の立地条件を考慮した最適な産業配置案を研究し、このような内容の「統一韓国の南北産業地図」と題した報告書を27日発表した。

南北産業地図は、韓国企業の北朝鮮進出に必要なガイドラインを提示するために財界レベルで作成したもので、今後の政府と民間部門の南北経済協力交渉を進めるうえで「投資指針書」としての役割を果たすものと見られる。

報告書によると、北朝鮮で社会基盤施設(インフラ)が最もよく整備されている平壌地域には食物、繊維、革靴などの消費財を中心とした軽工業に、ガラス、セメント、鉄鋼金属など一部の重化学産業を加わえた配置が望ましい、と分析された。

西海岸地域の中で△安州(アンジュ)工業地帯は化学製品と自動車関連製造業△海州(ヘジュ)工業地帯は半導体を含む電子通信装備と精密機器など先端産業△新義州(シンウィジュ)工業地帯はパルプ紙と繊維製品製造業ーーなどが有利なものと予想された。

全経連は東海岸の場合、北朝鮮が重点的に開発してきた金策(キムチェク)工業地帯は紙製紙業に限って優位を期待でき、却って清津と元山一帯がそれぞれ金属や自動車産業とコンピューターや事務用機器分野での潜在力が大きいと分析した。

全経連のジョン・オヨン南北経済チーム長は「総合的に評価すれば電気電子、機械、製紙、出版などは北朝鮮で成功する確率が高い反面、石油精製、組み立て金属、プラスチック分野は適切な条件を備えている所を探し難い」と説明した。

全経連は、50億ドルの投資が効率的に行われれば北朝鮮の国内総生産(GDP)は9.7%の成長が可能だが、韓国との産業協力が後押しされない場合、投資が農業と鉱業に集中され北朝鮮産業の停滞を招きかねない、と指摘した。



朴元在 parkwj@donga.com