Go to contents

全米女子オープン、パットが勝敗を分かつ

全米女子オープン、パットが勝敗を分かつ

Posted June. 04, 2001 11:22,   

한국어

「ドライバーショットは見栄え、パットはカネ」というゴルフ界の俗説は、今回も見事に証明された。

4日、米国ノースカロライナ州サザンパインズのパインニードルズGC(パー70)で開かれた、2001全米女子オープン選手権大会(賞金総額290万ドル)の最終第4ラウンド。

朴(パク)セリ(三星電子)は、殆どのホールで壮快なドライバーショットでカリー・ウェブ(豪州)を圧倒したものの、ウェブの見事なパットに押されて、3年ぶりの優勝奪回に失敗した。

両選手はこの日、同じグリーン的中率(61%)を記録した。あいにく4ラウンド平均グリーン的中率もカット・オフ入りした60人のうち、トップ(71%)タイで全く同じスコアーだった。同じ条件のもと、勝敗を分けたのはほかでもなくパットだった。

朴はこの日、パターの数が31でウェブ(27)に後れを取った。「お椀をひっくり返したような」難しいグリーンを、パット数26(ホール当り1.44)で進み、第2ラウンドでボギーなしの5アンダー65打をマークしたウェブは、続いて第3、4ラウンドでも精巧なパットを駆使して、引続き単独首位を維持しながら今大会唯一のアンダーを記録した、7アンダー273打で女子プロゴルフ大会史上最高額の優勝金52万ドルを獲得した。

4ラウンド平均のパット数は、朴が31でウェブが29。朴とウェブの今大会通算打数差は8打で、これは朴がラウンド当りのパット数でウェブより2打多かったのとも一致する。

パットがどれだけ重要であるかは、最終ラウンドの18番ホールにおける朴のパーパットでも確然と現れている。3m強離れた距離のパーパットが失敗すれば、ドティ・ペパー(米国)との2位タイで終わるところ。しかし、朴は驚くべき集中力でパーパットに成功し、賞金総額100万ドルの大会を2連覇したくらいの、31万ドルの単独2位(1オーバー281打)賞金をものにした。

もし2位タイを許していれば、朴が受け取る賞金は、当初主催側が定めた2位と3位の賞金を合せた金額の半分に当る25万6290ドル。朴はパット一つで、7000万ウォン相当の賞金を守り切ったのだ。さらに朴は、大事なパーパット一つで、先週まで賞金ランキング2位だったペパーを3位(66万8456ドル)に引き降ろして2位(75万7431ドル)に躍り出ることで、LPGA進出4年目にして初めてシーズン賞金100万ドル突破を間近に控えている。

一方、金美賢(キム・ミヒョン、KTF)は、26位タイ(10オーバー290打)、朴祉垠(パク・ジウン)は、39位タイ(13オーバー293打)に止まった。



安永植 ysahn@donga.com