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ブッシュ大統領、対北朝鮮対話の3議題を提示

ブッシュ大統領、対北朝鮮対話の3議題を提示

Posted June. 07, 2001 18:28,   

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ブッシュ米大統領は6日、クリントン前大統領の退任以降中断されていた朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との対話を再開すると宣言した。

ブッシュ大統領は同日、声明を通じて、共和党政権発足後4ヵ月にわたって進められた対北朝鮮政策の見直し作業が完了したことを確認し、「北朝鮮と広範囲な議題にわたって真剣な議論(serious discussions)に着手するよう国家安全保障チームに指示した」と明らかにした。

ブッシュ大統領は北朝鮮と協議する議題として△北朝鮮の核開発凍結を定めた94年の朝米枠組み合意(ジュネーブ合意)履行の改善(improved implementation)△北朝鮮のミサイル開発に対する検証可能な規制(verifiable constraints)および北朝鮮のミサイル輸出禁止△北朝鮮の通常戦力の脅威削減(conventional military posture)、などを列挙した。

ブッシュ大統領の対話再開宣言に対して、北朝鮮は7日現在、一切反応も見せていない。

ブッシュ大統領は対話の時期やレベルの詳細については言明していないが、米政府高官は「(大使級以下の)低いレベルから対話が再開された後、進展があればさらに高官レベルへと格上げされるだろう」と予想した。

朝米間ではクリントン前政権時代、当時のオルブライト国務長官が平壌(ピョンヤン)を訪問し金正日(キム・ジョンイル)総書記に会うなど高官級の接触が行われていたが、ブッシュ政府に入って以来は高官級接触が完全に中断されていた。

ブッシュ大統領は、また「南北の和解と韓半島の平和、米国との建設的な関係および域内の安定増大に向けた進展を模索したい」とし、「北朝鮮が前向きに取り組み必要な措置を取る場合、北朝鮮住民を助けるための努力を拡大し経済制裁緩和策などを講じる一方、その他の政治的措置を取りたい考え」であると明らかにした。

ブッシュ大統領は、「こうした諸目標は3月、金大中(キム・デジュン)大統領が訪米した際話し合ったもの」だとし、「金大統領との協力を期待している」と付け加えた。



韓起興 eligius@donga.com