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オペラ李舜臣と黄真伊

Posted June. 07, 2001 18:30,   

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民族を危機から救った不世出の英雄、李舜臣(イ・スンシン)将軍。保守的だった朝鮮王朝時代、当代の才士たちと自由奔放に愛し合った芸人、黄真伊(ファン・ジンイ)。海外に韓国の「男女の代表人物」を広く知らせた二つの創作オペラが国内舞台で公演される。

韓国オペラ団が13—16日午後7時半、「芸術の殿堂」オペラ劇場で幕開けするイ・ヨンジョ作曲の「黄真伊」。1999年、芸術の殿堂で初公演し、昨年6月には北京で、今年4月には東京で公演され朝鮮王朝時代の女性の「拘束されない魂」を広く知らせた。

日本経済新聞が、「芸術と大衆性の健全な共存」と題した記事で、「ソフトで明快な音楽、繊細でありながらも力強く訴えている主演と、節度のある演出」と激賞したのをはじめ、中国や日本のマスコミでは完成度の高い公演として好評を受けた。日本公演には、明仁天皇夫妻が観覧し、話題にもなった。

今回のソウル公演では音響効果を考慮し、合唱団の舞台動線を一部変更するなど細かい修正を加えた。東京公演でコンビを組んだ「指揮者のキム・ジョンス(平沢=ビョンテク=市立交響楽団常任指揮者)、演出家のイ・ジャンホ(映画監督)」のアンサンブルはそのまま維持され、プライム・フィル・ハーモニー・オーケストラと安養(アンヤン)市立合唱団が加勢する。

日本公演で高い評価を受けたキム・ユソム氏とシン・ジファ氏が黄真伊役、知足禅師(黄真伊と恋に落ち破戒した修道師)役にはキム・ミョンジ氏とイム・スンジョン氏、イ・サジョン役にはイ・チャング氏とカン・ムリム氏、碧溪守(ビョクケス、黄真伊の恋人)役にユ・スンゴン氏、ファダム役にイ・チルソン氏が登場する。入場料:2万—8万ウォン。TEL:02-587-1950

8—10日午後7時半、李舜臣将軍の銅像前、世宗(セジョン)文化会館大劇場の舞台で公演されるソンゴク・オペラ団の「李舜臣」は、昨年12月、オペラの本場であるイタリアのローマオペラ劇場で公演された作品だ。

イタリアの「イル・クオティジアノ」誌は、「ローマで新しい作品が成功するのは極めて希なことだが、このオペラは成功的だった。特別なテーマと現代音楽をオペラに適用させ、新しい物と伝統の間で巧みにバランスを取った作品だ」と賞賛した。

このオペラ団は、1998年、同じ題名のオペラ「李舜臣」を披露したが、ローマ公演からはイタリア人のジウジェペ・マチュカ、ニコライ・サマレといった新しい作曲家を新たに参加させた。特にマチュカは、新しい台本作業にも参加した。従って、今回の公演は、以前ソウルで公演された作品とは違った、事実上新しい作品である。

共同作曲家サマレの指揮、ジャン・スドン氏の演出で、李舜臣役にはテナーのパク・チウォン氏、チョン・ジュベ氏、イ・ジョンヨン氏、将軍婦人役にはキム・インヘ氏、キル・ハンナ氏、ジョン・ビョンファ氏が出演する。入場料:1万—7万ウォン。TEL:02-3487-2096、7



劉潤鐘 gustav@donga.com