各国の商工会議所間における協力強化案の模索に向けた「第2回世界商工会議所総会(WCC)」が二日間の日程で7日、ソウル市三成洞(サムソンドン)にあるコエックスで90カ国余りから約1200名の企業関係者が参加したなかで開幕した。この日の総会は、大韓商工会議所と国際商業会議所(ICC)の共同主催で開かれた。
総会の開幕式に参加した金大中(キム・デジュン)大統領は祝辞で「今回の会議が世界経済の持続的な成長に向けたきっかけになることを期待する」とし、「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が責任ある国際社会の一員になるよう、各国の商工会議所の積極的な協力を求めたい」と強調した。
中国の国際貿易促進委員会の万季飛副会長は、「中国は今年末か、遅くても来年初めには世界貿易機構(WTO)に加盟できると希望している」とし、「中国がWTOに加盟すれば韓国との貿易も急増するだろう」と述べた。
ICCのカタウィ事務総長は、北朝鮮の平壌(ピョンヤン)商工会議所が今回の総会に出席できなかったことについて、「持続的に(北朝鮮と)接触したが、出席が実現せず残念に思う」とし、「今後とも北朝鮮の参加を実現させるため努力していきたい」と話した。
WCCは開幕式が終わった後、分科委別に会議を開き、△情報化時代にふさわしい各国の商工会議所の新たな企業支援サービスの開発△各国の商工会議所間のネットワークの構築案△中小企業支援の強化方策△商社の仲裁における商工会議所の役割——などについて話し合った。
とくに、8日には大韓商工会議所が推進している「韓国国内の30万企業にのぼる企業データーベース」を国際的な企業電子商取引網へと発展させる方策について集中的に論議する。
大韓商工会議所は、今回の総会で発表された内容を動画で製作して、インターネットを通じて各国に録画中継し韓国の情報技術(IT)を世界に轟かせる方針だ。また、韓国観光公社を通じて韓国国内の観光事業とワールドカップ大会に対する広報も並行する。
具滋龍 bonhong@donga.com