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ファッション業界、回復の兆し

Posted June. 15, 2001 10:53,   

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ファッション業界が今年上半期(1月—6月)の業績について満足している。

15日、ファッション業界によると、大手メーカーは今年に入って5月末までの売上だけをみても昨年同期に比べ、二桁の増加率を示している。

なかでも、シンウォンやナサンなど、ワークアウト(企業改善作業)や法廷管理(日本の企業更生法に相当)の対象になっていたメーカーが急速に回復しており、企業改善作業と法廷管理の対象から逃れ、経営の正常化を図れるものと期待されている。

▲不況を乗越えた〓法廷管理下にあるナサンは、高級素材など材料費の割合は高める反面、流通費用を大幅節減し、収益率を向上させた。

ナサンのべク・ヨンべ社長は「業績が良くなるにつれ、国内外のメーカーがナサンの買収に積極的に乗り出してきた」とし、「向こう1〜2年以内には、新しいオーナーの手に渡って、法廷管理からは逃れるものとみられる」との期待を表明した。

ナサンの今年上半期の暫定売上高は、前年同期に比べて18.2%増の1040億ウォン、経常利益は21%増えた195億ウォンになるものと見られる。

シンウォンは来年末に予定されているワークアウトの期限前に、経営の正常化を図れる、との期待に膨らんでいる。12月決算の上場会社のうち、第1・4半期の純利益増加率(1万9955%)がトップになっているからだ。

シンウォンの関係者は「インドネシア、中国、グアテマラなどの現地法人が輸出前進基地としての重要な役割を全うしており、国内販売では『ノー(NO)バーゲン』戦略で収益率を上げている」と述べた。

「景気のバロメータ」と言われる紳士服業界の実績も順調に回復している。LGファッションは、今年に入って5月末にまでの売上げが昨年同期に比べて11%増加した。第一毛織(チェイルモジク)も売上ベースで10.5%増えた。

LGファッションの関係者は「日本から技術顧問をスカウトし、品質を高めた結果、紳士服の売上が平均5%ほど増加した」と述べた。

▲消費心理は回復しているのか〓昨年上半期は景気回復の基調がはっきりしていた。したがってファッション業界では「その時期に比べて売上が増加しているのだから、消費心理が回復ているものと言える」と分析している。

他の関係者は「40、50代よりは30代のビジネスマンを中心に、ファッションに対する消費が持ち直している」とし、「秋ごろには景気が急速に回復し、売上増加につながるのは間違えない」との展望を示した。



artemes@donga.com