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米ロ、戦略的枠組みめぐり対話継続で合意 米ロ首脳会談

米ロ、戦略的枠組みめぐり対話継続で合意 米ロ首脳会談

Posted June. 17, 2001 10:17,   

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米国のブッシュ大統領とプーチン・ロシア大統領は16日、米国のミサイル防衛(MD)体制構想など安保分野の懸案問題と関連して、今後両国の外相と国防相レベルで対話を継続していくことで合意した。

両大統領は、スロベニアの首都リュブリャナ郊外にある古城で行われた首脳会談の後、パウエル米国務長官とウアムズフェルド国防長官、ロシアのイーゴリ・イワノフ外相とセルゲー・イワノフ国防相に、ミサイル防衛(MD)体制を中心とする「新たな戦略的枠組み」をめぐって対話を継続するよう指示した。

両大統領は、また両国のパートナー関係の構築に向けた意志を言明したが、北大西洋条約機構(NATO)メンバー国の拡大など敏感な問題ついては合意に至らなかった。

ブッシュ大統領は、首脳会談で「無責任な国家」のミサイル脅威に対処するため、MD体制の構築が必要であると主張したが、プーチン大統領は、米国の一方的なMD体制は両国関係を悪化させるとして反対の意思を表明した。ブッシュ大統領とプーチン大統領の首脳会談は今回が初めて。

会談後の共同記者会見で、ブッシュ大統領は「ロシアが、一般の人々が考える以上に強力なパートナーであり友邦になり得ることを確信するようになった」と述べ、プーチン大統領を「率直かつ信頼できる人物」だと評価した。

プーチン大統領は、「双方の立場の相違があり、すぐには解決できないだろが、今後も建設的な対話を進めていくことを希望する」と述べた。

ブッシュ大統領は、またプーチン大統領が今秋にテキサス州にある自分の牧場を訪問するよう要請し、プーチン大統領もブッシュ大統領をモスクワに招請した。ブッシュ大統領は、近くオニール米財務長官とエバンズ商務長官をロシアに送り、両国間の経済協力方策を論議するようにしたことを明らかにした。