タバコ、また１２０〜１８０ウォン値上げ

早ければ来月からタバコ価格が、また１２０〜１８０ウォン値上がりする見通しだ。

財政経済部（財経部）当局者は１７日、「政府与党は健康保健の赤字を埋めるため、タバコに付く準租税の健康増進負担金を大幅に引き上げるに合意した」とし、「今月内に引き上げ案を確定・発表する方針」だと明らかにした。

また、この当局者は「引き上げ率を確定してはいないが、現在１箱当たり２ウォンの健康増進負担金を１００ウォンないし１５０ウォンに上げる案が有力だ」とし、「この場合、付加価値税までを考慮すれば、実際には１箱当たり１２０〜１８０ウォン値上がりすることになる」との展望を示した。

これに先立ち、与党民主党の李海チャン（イ・へチャン）政策委議長は１６日、党幹部会議で「健康保健財政の５０％を国家補助金で埋め合わせるため、４０％は財政、１０％は健康増進負担金で埋め合わせることで関係省庁間の実務合意がなされている。タバコ１箱当たり平均１５０ウォン程度の負担金が賦課されるものと見られる」と述べた。

党・政は、タバコ価格を引き上げるため、現在１箱当たり最大２０ウォンまで健康増進負担金を課せられることになっているタバコ事業法と国民健康増進法の改定、または健康保健財政の健全化に向けた特別法制定などを検討している。

党・政が健康保健の赤字を補填するため、タバコ価格を引き上げることにしたことから、ただでさえ不安な物価に相当の負担がかかるものと見られる。今年に入ってタバコの値段は１月に１箱当たり平均１４８ウォン値上がりした経緯がある。

朴重鍱 sanjuck@donga.com