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中台、緊張高まる

Posted June. 17, 2001 20:42,   

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中国と台湾の間で緊張が高まっている。

中国人民解放軍が10万名の大規模な兵力を動員し、台湾海峡一帯で史上最大規模の軍事演習を繰り広げているなか、台湾は今週中にパトリオットミサイルの発射訓練を行うと見られている。

華僑を対象にした中国紙、僑報は17日、台湾の軍消息筋の話として「台湾軍が19〜22日中にパトリオットミサイル発射訓練を実施する」とし、ミサイル発射訓練の場所は台湾南部の屏東県九鵬基地だと伝えた。この台湾筋は「これ以上詳しい発射時間と日程は訓練保安のため、事前に公開されない」としながら、「今回の訓練は、定期訓練の一環であり、不必要な憶測はしないでほしい」と述べた。

これに先立ち、台湾の伍世文国防相も、6月中にパトリオットミサイル発射訓練を行うことを確認した。伍国防相は、特に「これは米国本土以外では初めて行われる発射訓練だという点で意味深い」と述べ、中国の威嚇に備え、台湾と米国が足並みを揃えていることを示唆した。

今回のパトリオットミサイル発射訓練には米軍関係者も参加し、台湾の陸海空軍の観測チームと共に試験結果を分析する予定だと、台湾の軍関係者が明らかにした。台湾はこの観測のため、MPQ−53レーダーとMSO—104接戦統制センターの装備などを重要観測地点にあらかじめ配置したとされる。

中国は、台湾に隣接した福建省東山島で10万名の大兵力と先端装備を動員し、史上最大規模の軍事演習を繰り広げている。中国人民解放軍は、今回の演習で台湾本島上陸を想定した総合上陸作戦に重点を置いているものとされ、台湾を刺激している。



李鍾煥 ljhzip@donga.com