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18番ホール、まさかのスリーパット連発 全米オープン最終ラウンド

18番ホール、まさかのスリーパット連発 全米オープン最終ラウンド

Posted June. 18, 2001 09:59,   

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レティーフ・グーセン(南アフリカ共和国)も「泣き」、マーク・ブルックス(米国)も「慟哭(どうこく)」した。

18日(韓国時間)、オクラホマ州トルサ・サザンヒルズCC(パー70、6973ヤード)で行われた、第101回全米オープン(賞金総額500万ドル)最終日18番ホール(パー4、465ヤード)。

わずか60cmのパーパットを残し、グーセンの優勝を疑うものは誰もいなかった。

最終組みで一緒にまわったスチュアート・シンク(米国)は、痛恨のダブルボギーをたたき、すでに優勝争いから脱落した状況。

しかし、グーセンのパーパットはカップをすれすれに外れ、優勝パットを息を呑んで見つめていたギャラリーからの嘆声が漏れた。

これより20分前、既に競技を終えたブルックスも、18番ホールで同じような苦汁をなめさせられた。優勝の願いが篭ったパーパットがカップの直前でとまってしまった。

結局、今年の全米オープンは最終日で勝負をつけることが出来ずに、大会の日程が一日延び、4アンダー276打のトップタイで競技を終えたグーセンとブルックスの「延長18番ホールを戦う延長戦」で決着がつく。

4大メジャー大会の中で、全米オープンはめずらしく延長18ホール戦を行い、それでも勝負がつかない場合、プレーオフで勝負が決まる。

一方「10打差以内ならば逆転も可能」と大口を叩いていたタイガーウッズ(米国)は、12位タイ(3オーバー283打)で大会2連覇とメジャー5連勝達成に失敗した。

今大会で「魔の18番ホール」が、いかに選手達を苦しめたのかは、スコアに表れている。4ラウンドの平均スコアが4.441打と、最も難しいホールだった18番ホールは、ピンの位置が一番難しかった最終日では、平均スコアがなんと4.506打だった。

79人の本選進出選手の中で最終日でバーディーを取った選手はわずか4名。チャンピオンパットを逃がしたグーセンとブルックスを含め31名がボギーと、延長戦の機会を逃したシンクら5名はダブルボギーに終わった。



安永植 ysahn@donga.com