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インド、警官がデモ隊に発砲し、13人死亡

インド、警官がデモ隊に発砲し、13人死亡

Posted June. 19, 2001 10:29,   

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18日、インドのマニプール州で、分離独立を求める放火と暴力を伴ったデモが発生し、警官がデモ隊に向けて発砲して13人が死亡した。デモ隊はこれに対する報復として軍人1人を殺害したとAP通信などが19日、伝えた。

流血事態は、連邦政府と分離独立勢力が過去に結んだ「4年間の休戦」措置を双方が1年間延長することで合議したことに対する反発の形で行われた3日間の限定ストの最後の日に発生した。

スト支持者などの5000余人は、この日午前から州議事堂周辺道路を占拠してデモを展開する過程で暴動と化し、公共施設に火を付け、州議事堂に乱入して放火した。鎮圧にあたった警官がデモ隊に向けて発砲し、13人が死亡、47人が負傷した。

この日の夜、報復に乗り出したデモ隊は、州都インパールを巡察していた保安軍1人を襲撃して殺害した。

警察は、極度の混乱に陥ったインパール一帯に通行禁止令を発令して集会を全面的に禁止し、通行禁止令を違反する場合、射殺するとの命令も出している。マニプール州警察庁は19日、デモの過激化に備え、1200人以上を増員して市内を警備した。警察は分離独立を希望する過激団体がデモを主導していて、大規模の暴力事態が再発する可能性が高いと予想している。

インドの東部に位置したマニプール州は、先月行われた選挙で与党が敗北し、多数議席を占めた政党が登場せず、議会機能が停止した状態だ。このため、現在連邦政府が議会の代わりに業務を処理している。

人口200万人の マニプール州は、ミヤンマーとの国境に近接した地域で、以前からインド連邦からの分離独立を要求する声が高かった。最近になって独立運動団体のマニプール民族社会主義者委員会(NSCN)は、連邦政府と休戦措置延長と休戦地域拡大に合議した。 以上の合議事項に反発する過激分離独立勢力は、3日間限定のゼネストに入った。



洪性哲 sungchul@donga.com