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サッカーの英才教育機関設立へ

Posted June. 21, 2001 20:36,   

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98年フランス・ワールドカップ、2000ヨーロッパ選手権、2001コンフェデ杯など、世界最高の舞台を総なめしたフランス・サッカーの原動力は何だろうか。

それは、全国のサッカー選手の卵をシステマチックに育成・排出しているサッカーの技術センターだ。70〜80年代フランスの全盛期をリードしていたミッシエル・プラティーニの後を次ぐ選手を排出するため、75年にスポーツ振興国家基金を創立してフランス政府とサッカー協会が力を合わせて作ったサッカーエリートの養成所。ジネディン・ジダン、ティエル・アンリをはじめフランス代表チームの主軸は、青少年時代からサッカー技術センターでシステマチックな教育を受けた選手たちだ。

このようなサッカー英才教育機関がついに韓国にも設立される。

許丁戊(ホ・ジョンム)前サッカー代表チーム監督(本紙サッカーコラミスト・KBS解説委員)が、龍仁市(ヨンインシ、イェ・ガンファン市長)と力を合わせて史上初の「韓国版サッカー技術センター」を設立するという。

龍仁市遠三面(ウォンサムミョン)の6万坪余りの市の敷地に150億ウォンをかけて設立される予定の「龍仁サッカーセンター」は、天然芝生3面、人工芝生2面のサッカー場と屋根付きのミニ球場、200名を収容出来る寄宿舎、スポーツジム施設を完備し、名実共に国内最高のサッカー英才教育機関として位置づけられる見通しだ。

許前監督が総監督となって全体をリードし、南米やヨーロッパの有名なコーチを招聘して体系的に先進サッカー技術を伝授する一方、野外訓練が困難な冬季シーズンを利用して海外研修も積極的に進める方針だ。

中・高生のみを対象とした学生の選抜は、サッカーセンターが着工される9月から始まり、来年3月からは本格的な教育に入る。選ばれた学生は、寄宿舎で生活しながら近くのウォンシン中学校、ペクアム高校で正規の教育も平行して受けられる。

許前監督は、フランスのサッカー技術センターを見本に、「成長期の生徒を対象に、芝生になれさせ、先進技術を教える予定」だと言い、「選手経験の有無を問わず、中学校または高校の新入生を中心に才能のある選手を選抜する」と述べた。

一方、龍仁市は、27日に市庁で設立計画発表会を行い、7月中には市と市議会、大韓サッカー協会、許前監督などで構成された運営理事会を発足させる計画だ。



鞖克仁 bae2150@donga.com