台風第2号「チェビ(CHEBI)」の北上と梅雨前線の影響で、24日南部地方に集中豪雨が降り、釜山(プサン)、慶尚南道(キョンサンナムド)、全羅南・北道(チョンラナム・ブクト)、済州(チェジュ)地域に一時大雨警報が、慶尚北道(キョンサンブクト)、忠清南・北道(チュンチョンナム・ブクト)には大雨注意報が発令された。
気象庁は同日、「台風『チェビ』は、中国上海の南南西方560キロの地点から北上しており、25日午前3時ごろ忠清南道瑞山(ソサン)西方約120キロ付近の海上まで北上した後、同日午後3時ごろ北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の清津(チョンジン)に抜けるだろう」と予報した。台風「チェビ」は、中心気圧が998ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速が1秒当たり20m、1時間当り40キロのスピードで北東方面に向かっている。
同日午後5時現在、地域別降水量は南海(ナムヘ)が257.0mmでもっとも多く、麗水(ヨス)173.0mm、海南(ヘナム)139.5mm、木浦(モクポ)131.0mm、晋州(チンジュ)122.5mm、釜山(プサン)58.5mmなどを記録した。
気象庁は、「地域によって、さらに60〜80mmの雨が降った後、25日夜から徐々に晴れる見込みだが、梅雨の雨とともに台風が北東方面に向うにつれて、各地で集中豪雨が予想される」としながら、キャンピングや登山に出かけた人々に格別の注意を促した。
また、25日には波高が全海上で2〜5mの高さが予想されるほか、西海(ソヘ)と南海上に雷と稲妻をともなった突風が吹くところもあるものと見込まれる、と加えた。
鄭用𨛗 yongari@donga.com