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蔚山のパウリンニョ、また2ゴール決め得点首位に

蔚山のパウリンニョ、また2ゴール決め得点首位に

Posted June. 24, 2001 20:42,   

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蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)のブラジルから来た助っ人、パウリンニョ(24・写真)が2試合連続で2得点という爆発的な得点力を見せ付け、Kリーグ得点首位に躍り出た。

24日、釜山(プサン)九徳(クドク)運動場で開かれた釜山アイコンスと蔚山現代戦。パウリンニョは前半34分、釜山守備陣のミスを逃さず先制ゴールを決め、後半1分には、絶妙なヘディングでこの日2得点目を飾った。チョン・ジョンスが右サイドからあげたセンターリングをクレベルがヘディングでパスし、これをさらに頭に合わせてゴールにつなげた。

釜山はその後、反撃を開始し、後半18分にイ・ヨンハのシュートが蔚山のゴールに突き刺さり、試合終了3分前にはウ・ソンヨンが同点となる追加点を決め、試合は2—2の振り出しに戻った。ウ・ソンヨンは正規リーグ3得点目。

蔚山は、今年初めパウリンニョ、クレベル、マルコスら「ブラジルからの助っ人」3人を一度に迎え入れ、「サンバサッカー」で再武装した。しかし、これら3人の韓国サッカーに対する適応が遅れ、期待されていた本場のサンバサッカーはなかなか本来の実力を発揮できなかった。アディダスカップでもB組4位。

ところが正規リーグに入って、サンバの戦士たちが韓国サッカーに適応しはじめると、様相は変わってきた。パウリンニョは、そのサンバサッカーの中心にいた。

パウリンニョは20日、全北(チョンブク)現代モーターズ戦で2得点1アシストと大活躍。そして24日の釜山戦でも2得点と、正規リーグ得点ランキング1位に躍り出る迫力のあるプレーを見せ付けた。パウリンニョは、97年から3年間、ブラジルの2部リーグで63ゴールを記録した貫禄の持ち主だが、韓国に来ては最初のアディダスカップではこれといった信頼感を与えられなかった。8試合のうち1試合だけスタメンで出場しており、5試合では途中交代選手として出場し、残りの2試合では出場さえできなかった。シーズン初めには「放出説」も囁かれた。

しかし、アディダスカップで2得点した後からは待遇も変わり、正規リーグ序盤から絶頂のゴール感覚で蔚山の「宝」に生まれ変わった。

一方、この日開かれる予定だった光陽(クァンヤン)での全南(チョンナム)ドラゴンズ—安養(アンヤン)LG戦と全州(チョンジュ)での全北現代—浦項(ポハン)スティラス戦は雨のため取り消しとなった。



朱性元 swon@donga.com