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生まれ変わったウ・ャ塔・・

Posted June. 27, 2001 20:47,   

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よく「ノッポ」というあだ名で呼ばれると、背が大きいという点以外にもどこか味気なく、中身の無いといった印象を受ける。プサン(釜山)アイコンズの「ノッポ」ウ・ソンヨン(28)がまさにそうであった。

1m92の長身を誇るウ・ソンヨンは、亜州(アジュ)大学時代から大きな背にもかかわらず、瞬発力とヘディングを兼ね備えたストライカーとして注目された。96年アトランタオリンピック代表。周囲の期待を背負い96年にプロ入りを果たしたが、国内の舞台での活躍は芳しくなかった。96年に4ゴール、97年2ゴール、98年4ゴール・・・99年は9ゴールを決め調子がでたかと思ったら、昨年は6ゴールとまた得点ペースが落ちた。当時の看板スター、安貞桓(アン・ジョンファン)に押され、ベンチを守ることも多かった。

そのウ・ソンヨンが、今年「ボリューム万点」の実力派ノッポに生まれ変わった。アディダスカップで5ゴール、リーグ戦で3ゴールなど、すでに8ゴールを決め、前とは違った姿を見せている。プロ6年目で初めて「ストライカー」と呼ばれるに相応しい選手に成長した。

ウ・ソンヨンは「安貞桓がチームを去って出場の機会が増えた。機会を与えてくれた監督の期待にこたえるため懸命にプレーした結果だ」と、謙遜した態度で語った。

しかし、何ごとも因果応報。ウ・ソンヨンはシーズンを前に、ポルトガルでのキャンプでボールに対する集中力を高めるトレーニングに焦点を合わせた。そして1対1に弱いという弱点を補うためのウエイトトレーニングも効果があった。6年間ともにプレーしてきたマニーチとは目をあわさずともパスがつながるほどに呼吸ぴったりである。

ウ・ソンヨンは「DFとFWのボーダーラインがなくなってきているが、後半まで力を溜めておくのがゴールのチャンスを掴むのに役立っている」とし、「今のペースでいけば今年は20ゴールまで狙えるだろう」と語った。



朱性元 swon@donga.com