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32年間一筋、定年退職控えた婦警の柳栄子警衛

32年間一筋、定年退職控えた婦警の柳栄子警衛

Posted July. 01, 2001 10:44,   

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「私が若い頃には、限られた範囲の部署でしか仕事ができなかったのに、今では婦警の社会的な地位も高まり、様々な分野で活躍している彼女たちが、頼もしい限りです」。

1969年4月、26才で巡査として警察に身を投じて以後、生涯を警察一筋に生きた柳栄子(ユ・ヨンジャ、ソウル江南警察署科学捜査班長・59)警衛が、今年一杯で定年退職する。婦警創設55周年を迎えた1日、彼女には人並み以上に感慨深かったはず。

「大学を卒業して直に婦警として入ったばかりの頃や、数十年後に科学捜査班長として殺人事件の現場などを走り回っている時に、人の関心の的となることが多かったですね。しかし、周りの視線を気にするよりは、私自身の仕事に全力を傾けようと努めてきました」。

柳警衛は、ソウルの通称ミアリテキサスと呼ばれる歓楽街に対する取締で有名になったキム・カンジャ総警(警視に該当、現ソウル警察庁防犯課長、前チョンアム警察署長)より2年先輩にあたり、韓国の現職婦警のうち勤務年数では最古参だ。60年代末、東国(トングク)大学で英文学を専攻した後警察に入門した。

「68年の大学卒業後、看護将校になるのが夢でした。ところが当時、学士婦警の選抜が先に行われたんです。それで警察の方に入った訳です」。

警察への入門直後、ソウル東部警察署少年係に初の辞令を受けた柳警衛は、32年の在職期間のうち11年を少年係で勤務するなど、主に民願室や少年係畑を歩んできた。昨年、警衛昇進と同時に科学捜査班勤務をかってでた柳警衛は、8人のチームを率いている。

柳警衛は「女性の繊細さと抜け目のないところが、犯行現場での調査に役立つ時が多い」と言い、「最近は以前と違って、当直や非常勤務の際にも、男性職員と同じ条件の下で勤務しているけど、そういうところが、婦警として仕事に自信を持って堂々と取り組めるようにしていると思います」と話した。



credo@donga.com