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ブラジルの危機、W杯予選...カメルーンは本選進出確定

ブラジルの危機、W杯予選...カメルーンは本選進出確定

Posted July. 02, 2001 19:55,   

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世界サッカー界の地殻変動は始まったか。

ワールド杯4回優勝に輝くブラジルが、2002年W杯本選脱落の危機に追い込まれている。一方、アフリカのカメルーンと南アフリカ共和国は、開催国の韓国と日本、前期大会優勝チームのフランスを除いては本選出場を一番最初に確定した。

ブラジルは、この日行われたウルグアイとの南米地域予選13次戦で0—1で敗れた。スコライ監督が新しく指揮棒を取り、ホマリウ、ヒバウドら看板スターたちが総出動したなかでの敗北だっただけに、ブラジルのショックは大きかった。現在5位のウルグアイ(以上勝ち点21)に対しゴール得失差で辛うじて4位を維持する最悪の状況。この後5試合を残したブラジルは、最下位のベネズエラを除いてはパラグアイ、アルゼンチン、チリ、ボリビアなど残りの4チームのいずれも手堅い相手で、4位を維持することさえも容易ではない、とも見られている。ブラジルは、今の順位から一段階落とされた場合、オーストラリアとのプレーオフ戦を通して本選チケットを狙わなければならない。

一方、アフリカの強豪、カメルーンは、この日開かれたA組み予選でトゴに2—0で完勝し、勝ち点18(6勝1敗)で、2位アンゴラ(勝ち点12)を大きく離し、残りの試合結果と関係なく本選出場を確定した。

また、E組予選で、南アフリカ共和国もブルキナパッソと1—1で引き分け、勝ち点13(4勝1引分け)を確保、2試合を残しているジンバブウェー(勝ち点6)を軽く引き離し、本選合流を果たした。

最強ブラジルの不振は、世代交代の失敗とヨーロッパで活躍しているスター選手たちの非協力やレギュラー選手の負傷など、いろな理由があげられるが、何よりもアフリカの躍進と密接な関係があるとの分析だ。

ブラジルは、1920年代から南米はもちろん全世界で最も早くラテンサッカーに黒人の長所を融合させ、華麗な個人技を全面に出した「サンバサッカー」で長い間全盛期を謳歌した。

しかし、80年代半ばから、アフリカ選手たちがヨーロッパなど世界の舞台に活発に進出してから、ブラジルの長所は相対的に色褪せした。にもかかわらず、一定水準の成績を出してきたブラジルだが、ほかの南米国家に比べて戦術面で優れているヨーロッパの長所を受け入れるのに遅れていた、との評価だ。

一方、北中米カリブ地域予選では、5位のメキシコが無敗行進(4勝1敗)を続けていた米国を1—0で制し、最近のコンフェデレーションズカップを含めて6連敗に終止符を打った。



鞖克仁 bae2150@donga.com