野党ハンナラ党の李漢久(イ・ハング)議員は4日、「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の労働新聞は先月15日、南北首脳会談1周年を迎えて『北南共同宣言』の内容を報じたが、宣言の最後の部分にある金正日(キム・ジョンイル)総書記のソウル訪問に触れた部分を削除した」といい、「北朝鮮は金総書記のソウル訪問には無関心であり、実際に実現も難しいだろう」と主張した。
労働新聞は去年、南北首脳会談の当時には南北共同宣言文の内容を「金大中(キム・デジュン)大統領は金国防委員長がソウルを訪問するよう丁重に招待し、金委員長は、今後適切な時期にソウルを訪問することにした」と報じていたが、先月15日付紙面ではこの部分を削除して報道した。
一方、日本の産経新聞は先月26日付で、このような事実を伝えながら「金委員長のソウル訪問が懸案となっている状況の中で、労働新聞がこの部分を省略して報道したのは注目される」と指摘した。
宣大仁 eodls@donga.com