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ロシア旅客機、悪天候の中で爆発音とともに墜落

ロシア旅客機、悪天候の中で爆発音とともに墜落

Posted July. 04, 2001 09:32,   

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墜落したウラジオストク航空旅客機ツボレフ(TU)154は、イルクーツク空港に一時着陸する予定だった。しかし、2度にわたって着陸を試みたが失敗した後、モスクワ時間で3日午後9時10分(韓国時間4日午前2時10分)ごろ、再び着陸を試みていた途中、連絡が途絶えた。

事故直後、目撃者たちは「旅客機は、村から5km離れた場所に爆発音とともに墜落し、現場から大きな火災が発生して、直感的に大事故だと分かった」と語っている。

緊急に駆けつけた救助隊は、雨や霧などの悪天候のなか、事故現場で数十体の遺体とフライトレコーダの2つのブラックボックスを回収した。

ロシア緊急事態省は「事故機は完全に炎上しており、300人余りの救助隊が捜索を続けているが、乗客と乗務員144人の中に生存者がいる可能性は薄い」と述べた。事故現場で捜索活動を指揮したセルゲイ・ショイグ緊急事態省長官は「事故当時、旅客機の3つのエンジンが全てストップしていたものと推定される」と話した。

航空会社が加入した保険に基づいて、死亡者には1万2000ルーブル(およそ50万ウォン)ずつ保険金が支払われる。

事故機は、1986年に製作されて以降、主として国内路線向けに使われていた。旅客機の定員上限は180人で、米ボーイング727機と同じレベルの大きさ。この機種は68年から生産が始まり、72年に民航機として初めて就航して以来、これまで合せて1000台以上が製作され、旧ソ連や中国・キューバ などで広く利用されてきた。

これまで28回の墜落事故が起きており、とりわけ94年以降は墜落事故が4回も続いていることから、最近、安全性に疑問が持たれている。専門家たちは、国営のアエロフロート航空が、91年から400余りの群小単位の民間航空会社に分割されて以来、整備が行き届かず管理も疎かにされているため、航空機事故の危険性が高まったと指摘した。



kimkihy@donga.com