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コール金利0.25%ポイント引き下げ

Posted July. 05, 2001 10:43,   

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金融通貨委員会(金通委)は5日、コール金利を年5.0%から4.75%へと0.25%ポイント引き下げることに決定した。これで、コール金利は99年5月以来2年2カ月ぶりに5%台を下回る形となった。

この日の会議では、現行金利維持論と引き下げ論が激しく対立し、一回の停会を含めて約3時間にわたる激論の末に票決で引き下げが決定された。金通委が票決で金利を決定したのは現政権発足以来初めてのこと。韓国銀行の全哲煥(チョン・チョルファン)総裁が引き下げに主導的な役割を果たしたものと伝えられている。

全総裁は、「設備投資の不振や大幅な輸出減少など国内外の経済環境が不透明な反面、物価上昇の圧迫が鈍くなるものと予想され、コール金利を引き下げることに決定した」と明らかにした。また、「コール金利を引き下げても、景気不振の中で物価が上昇するスタグフレーション現象は現れないだろう」との見通しを示した。

全総裁は、通貨政策に関して「今後の通貨政策は、国内外の経済環境の不確実性が大きいだけに、物価、景気および金融市場の動向を綿密に点検しながら弾力的に運用して行く」と述べた。さたに「8月以降の通貨政策に対しては予断できない」とし、景気が好転しない場合は追加のコール金利引き下げを行う可能性があることを示唆した。

今回のコール引き下げと関連して、金通委のある委員は、「全総裁が、コール金利を引き下げる代わりに、政府に公共料金の引き上げを抑えるよう強く建議した他、ドルに対する為替相場の安定に向けて努力するという意志を明らかにした」と語った。



hcs@donga.com