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自然食、「手軽で栄養も満点」

Posted July. 06, 2001 20:40,   

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「会社にコップとスプーンは置いてありますから、コンビニに寄って200ml入りの牛乳を1パック買うだけですから楽です」。

OLのコン・ヨンジュさん(27・ソウルアニメーションセンター学芸員)は、5ヵ月間朝食に自然食(生食、センシックという)を取っている。アニメーションの展示会がある時には、出勤や退社時間が不規則になり徹夜の仕事も多いため、初めから会社に「1食ずつ包装された自然食品」を常備している。

▲自然食を食べる〓自然食は概ね発芽玄米・大麦・黒豆や、各種野菜類・海藻類・きのこ・穀物などを凍らしたり粉状にして乾燥させた粉末食品。

コンさんは「食べずに飲むところが便利」だとして、手間のかからない「食事法」を自然食の長所に挙げた。忙しい出勤時間、僅かな時間をかけるだけで、ご飯に味噌汁を食べた時並みの満腹感を感じることができる。

コンさんは、水に熔かすと苦味がするということで牛乳か豆乳、オレンジジュースなどに自然食を混ぜて食べている。淡白でざらざらした自然食固有の味に馴れているものの、たまにはココアに熔かして食べることもある。

自然食には、必須栄養素の外にキトサン・ビタミンなどの含量が多く、成人病の予防にも効果があるとされている。カロリーは、食パン半切れ位しかない(165キロカロリー)。

プルムウォン生食、ジャン・セスン太初発芽生食など、昨年から現れはじめた自然食専門企業は、「自炊している大学生・独身や仕事を持つ共働き夫婦などが主な顧客。近来は、外国で留学している子どもに宅急便で自然食を送ってほしいと依頼してくる父兄も多い」と語った。

▲「代案朝食」〓自然食の外にも、健康に関心の多い社会人と主婦たちが、多様な「代案朝食」を利用している。

サラリーマンのキム・ヒウォンさん(27・ミレエセット社員)は「きのこヨーグルト」を朝食代りに食べている。「『ナチュラルヨーグルト』のように酸味があるが、毎日食べても飽きないところがいい」と話している。「きのこヨーグルト」は、とりわけ最近、ソウルのアパート団地に住む主婦の間で人気がある。

作り方も至って簡単。チベット産「ヨーグルト用きのこ」を、牛乳に入れて一日置いておくと自然発酵が進み「もこもこ」と膨れてくる。これを漉して食べると、こってりしたヨーグルトの味がする。

タレントのチェ・シラさんは、夫のキム・テウク氏にハトムギ・ニンジン・玉ねぎなど9種類の穀物と野菜をミキサーにかけて作った「禅食(ソンシク)ジュース」を飲ませることでも有名だ。

最近では「シリアル」の食べ方にも個性が加味される傾向にある。主婦のキム・イェジョンさん(36・京幾道城南市ブンダン区ソヒョン地区)は、シリアルにヨーグルトとジャムを入れ、ミキサーにかけてジュース状にして食べる。「牛乳に混ぜるより甘みが効いていて、子供たちに喜ばれている」という。

▲朝食はダイエットの基本〓朝食を抜いたあと昼食を食べ過ぎると、血糖値が上がり摂取したカロリーの殆どが体脂肪として蓄積される。

延世(ヨンセ)大学医科大学のホ・ガッポム教授は「一日2食だけで済ませたいのなら、いっそう昼食を摂らない方がいい」と語った。さらにホ教授は「脳が働くためには、一日およそ400キロカロリーのエネルギーが必要だ。朝食を摂らないと、前日の夕食後から翌日の昼まで約17時間もの間栄養の供給が断たれ、集中力など脳の機能が落ちてくる」と説明した。



鉠 cij1999@donga.com