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朴セリ、今季3勝目を飾る

Posted July. 09, 2001 09:59,   

한국어

「1番から11番まで連続してパーを続けても焦ったりはしませんでした。ボギーがなかったので、17、18番で勝負を決められると思っていました」。

朴(パク)セリの優勝インタビューでも分かるように、この日の朴のプレーは自信にあふれていた。

9日、米オハイオ州シルベ二アのハイランドメドウズGC(パー71・6365ヤード)で行われた2001米女子プロゴルフツアーのジェイミー・ファー・クローガー・クラシック(賞金総額100万ドル)の最終日。

朴に6打差を許した形で最終日を迎えたマリア・ヨース(スウェーデン)は16番(パー4)でバーディーを奪い、ついに朴とトップタイ(合計13アンダー)に並んだ。

しかし、「長打者」ヨースの集中力は勝敗を決めるホールとなった17番(パー5)で一瞬にして崩れた。

ティーショットが左のラフに逸れ、ツーオンをあきらめ、グリーンまで104ヤードの地点から放った第3打がグリーンをオーバーし、グリーン右のバンカー手前で止まった。幸いなことに、パーセーブが可能なピン横1メートル20センチの地点に付けたが、すでに集中力が欠けはじめていたヨースのパーパットはピンを僅かに離れた。反面、朴は17番ホールで豪快な3番ウッドでのセカンドショットでグリーン手前エッジに付けた後、確実にバーディーを奪い、ヨースの追い上げを2打差で振り切って、この時点で勝敗の明暗を分けた。朴にとって17番は四日連続バーディーを取った「幸運のホール」となった。

しかし、朴は最後の瞬間まで緊張を緩めなかった。

3日間連続してパーをキープした18番(パー5)。ドライバーの代わりに3番ウッドで安全なティーショットを飛ばした朴は、7番ウッドでグリーン手前62ヤードの地点に付けた後、サンドウェッジでピン横3メートル地点に付けた。グリーンの周りには押し寄せたギャラリーからは、早くも優勝を祝う拍手が送られた。

バーディーパットを安全にピンに付け、パーセーブだけでも優勝が確定する瞬間だった。

しかし、朴は華やかな優勝セレモニーを意識したかのような果敢なバーディーパットを狙った。ボールはホール右側の端に向かって転がっていったが、次の瞬間、予想していたフックライに乗って、ホールカップ手前で内側に曲がり、カップに吸い込まれた。



安永植 ysahn@donga.com