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金ーロゲのIOC委員長選挙、最終投票までずれ込む見通し

金ーロゲのIOC委員長選挙、最終投票までずれ込む見通し

Posted July. 09, 2001 09:59,   

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委員長選挙まで、残り10日。

16日、ロシア・モスクワの世界貿易センターで開催される第112回国際オリンピック委員会(IOC)総会。ここで世界スポーツ界の大統領ともいえるIOC委員長選挙が行われる。

過去21年間、地球村でオリンピック運動をリードしてきたアントニオ・サマランチ委員長の後を継ぐ8代目のIOC委員長選挙には、金雲龍(キム・ウンヨン)大韓体育会長兼IOC執行委員が有色人種としては初めて委員長の座を狙う。

「ポスト・サマランチ」を狙うのは、金会長をはじめ、ベルギーのジャク・ロゲIOC副委員長、カナダのリチャード・パウンド世界反ドーピング機構(WADA)委員長、米国アニータ・ドフランツIOC副委員長、ハンガリーのパール・シュミットIOC委員の5人。

史上最高の激戦が予想される1次投票では、誰も過半数を確保しているとは断言できないが、最終投票では、金会長とロゲ副委員長の二人が競い合うというのが世界の主なマスコミの予想だ。

有権者である122名のIOC委員のうち、半数に近い57人が属しているヨーロッパを背負ったロゲが、アジア(21人)とアフリカ(15人)を支持基盤としている金会長より有利なのは事実である。

しかし、金会長は、ロゲのIOC活動経歴が相対的に短い上に2006年冬季オリンピックの開催地選定過程でラテン系とアングロサクソン系が分裂されてた事例を挙げ、追い返しを狙っている。

結局、この勝負の最大の変数は24票を握っている南北米地域の票がパウンド氏とドフランツ氏が脱落以降、どちらに傾くのかである。

金会長陣営は、票田のアジアとアフリカの離脱を防ぐ一方、東ヨーロッパの票を集中的に攻略し、2次投票から予想される変化に機敏に対応するという戦略で決戦の日を待ち構えている。



張桓壽 zangpabo@donga.com