Go to contents

アルゼンチン発の金融危機が拡散

Posted July. 13, 2001 10:15,   

한국어

アルゼンチン政府が経済危機克服のために打ち出した超引き締め経済政策発表にもかかわらず、株価は依然暴落し続け、ブラジルなど周辺国の為替市場も極めて不安的な様子を見せるなど、南米の経済不安が続いている。

12日、アルゼンチンの株式市場はデフォルト(債務不履行)説もささやかれている中、メルバル指数が前日(2.23%)に続いておよそ8.16%も落ち込み、311.65で引けた。

これでメルバル指数は今年の最高値(1月23日539.20)から40%以上の暴落を見せた。デラルア大統領は12日夕方緊急閣僚会議を招集し、30億ドルの国債を追加発行することにした。

米信用格付け会社のスタンダード&プアーズ(S&P)は同日、アルゼンチンの長期ソブリン格付けを「B」から「Bマイナス」に引き下げ、今後の見通しについてもネガティブと観測している。

これに先立って、英国の信用格付け会社ピッチIBCAも11日、アルゼンチンの国債信用等級を「Bプラス」から「Bマイナス」に下方修正した。

こうした中、メキシコの通貨ペソは同日、1ドル=9.4ペソにまで下落し1年ぶりに最安値を記録した。ブラジルの通貨レアルも一時、市場最低値の1ドル=2.59レアルにまで落ち込んだ。

国際通貨基金(IMF)のエマージングマーケット(新興市場)の責任者であるドナルス・マティソンは、「総外債1280億ドルのアルゼンチンがデフォルトを宣言すれば、ブラジルをはじめとする近隣の中南米諸国に対する打撃は深刻になるだろう」とし、「アジア新興市場に及ぼす波及も少なくない」と述べた。



李鍾鎡 taylor55@donga.com