Go to contents

与党の張英信氏、議員職を喪失

Posted July. 13, 2001 10:15,   

한국어

昨年4月13日のソウル九老乙区(クロ・ウルグ)選挙は無効だとの最高裁判所の判決が13日下され、与党民主党の張英信(チャン・ヨンシン)議員が同日付けで議員職を失った。

反面、農業協同組合中央会の会長職を務めていた時横領などの容疑で起訴され、議員職の喪失いかんが注目されていた自民連の元迵喜(ウォン・チョルヒ)議員は同日、最高裁判所の破棄・差し戻しの判決によって2審での再判決が下されるまで議員職を維持することになった。これによって自民連は院内交渉団体の資格が維持される。

▲張英信議員の事件〓最高裁判所第2部(主審、李勇雨最高裁判事)は同日、第16代総選挙のソウル九老乙区に出馬したが落選した野党ハンナラ党のイ・スンチョル候補などが同地域の選挙管理委員会を相手とって起した選挙無効の訴訟で、イ候補の請求を受け入れて選挙無効の判決を下した。

最高裁判所は先月、ハンナラ党の金栄龜(キム・ヨング、ソウル東大門区乙)前議員に対しても選挙無効の判決を下しており、これによって第16代総選挙当選者のうち議員職を失った議員は2人となった。

九老乙選挙区は、選挙法によって東大門乙と共に10月25日再選挙が行われる。

裁判所は判決文で「張議員が会長を務めていた愛敬(エギョン)グループ系列社の役職員らが動員された違法な選挙運動は人員と活動回数、支出された酒宴費用などから見る時、選挙法の違反程度が深刻であり、選挙の公正性を大きく害し、選挙結果に影響を及ぼした」と指摘した。

第16代総選挙と関連し提起された選挙関連の訴訟は計28件で、このうち未だ判決が下されていない訴訟は、選挙無効の訴訟3件(ソウル江東乙、京畿高陽市鄹陽甲、慶南晋州)だ。

▲元迵喜議員の事件〓最高裁判所第3部(主審、宋鎭勳最高裁判事)は同日、農協中央会会長を務めていた時、秘密資金繰りをして横領した容疑で起訴された元議員に対し、懲役2年6カ月に執行猶予3年を言い渡した原審を破棄し事件をソウル高等裁判所に差し戻した。

判決は、「元被告が農協の会長として農協の業務推進費およそ2億8000万ウォンを使ったことが業務上の横領に該当するかどうかについてもう少し細密な審理が必要とされる」と判断した。しかし、元議員の他の容疑に対する上告は理由がないとし、大部分を有罪として認定した。

元議員は、94年から99年2月まで農協会長として在職する際、業務推進費などの名目で毎月400万〜500万ウォンずつ計4億9000万ウォンを横取りするなど、およそ6億ウォンを横領した疑いなどで99年4月拘束起訴され、1・2審ともに懲役2年6カ月に執行猶予3年が言い渡された。



李秀衡 sooh@donga.com